日本の若手の弦楽器奏者のレヴェルはもはや世界的と言ってもいい。中でもヴァイオリンとチェロは将来有望な気鋭の奏者がひしめき合っている。
 
 この遠藤真理さん もそのひとり。彼女が日本音楽コンクールで優勝した時から注目していたが、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学でクレメンス・ハーゲンに薫陶を受け、一昨年帰国して旺盛かつ意欲的な活動を続けている。


 それが評価され、昨年12月には齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞、また川久保賜紀さん (ヴァイオリン)、三浦友理枝さん (ピアノ)とのピアノ・トリオもCDをリリースするなど軌道に乗っている。その模様は弦楽専門誌サラサーテ に書かせていただいた。


 さらにその遠藤さんが、三浦友理枝さ とのデュオでリサイタルを開いた。7月14日、新装なった銀座のヤマハホール。プーランクやショパンのチェロソナタをメインにしたプログラムで、極めて興味深く聴かせていただいたが、その演奏会の批評を担当しているので、それは「音楽の友 」9月号(8月18日発売)にて…。


真嶋雄大のイマどきクラシック-真理ちゃん