実にタイトな一週間だった。ことの始まりは、浜松国際ピアノコンクール。コンクールについては、また改めて書きたいが、まず先週17日に甲府を出発、身延線の特急ふじかわで静岡に向った。のんびりとした気分だったが、静岡に着いたら、乗る1本前の新幹線こだまが、中途半端にホームに差し掛かって止まっている。あとからわかったが、こだまがホームに入ってきたとき、若い女性が線路に飛び降り、ちょっと接触したらしい。そのため50分も新幹線が止まったが、20分くらいは何があったのか、アナウンスもまったくなし。これはちょっと対応が悪過ぎる。


 20分くらい経ってから、警察や消防が来て救助活動を始めたが、そこでやっとアナウンス。ブルーシートで覆われた何かを運び出していたから、ちょっと気分が悪くなったが、後で聞いたら軽傷らしい。良かったには良かったが、迷惑なのは乗客だ。


 甲府から静岡に向うとき、富士までは身延線の列車は普通に走る。しかし富士から静岡までは、何と座席の後ろ向きに走るのだ。なんとも妙な感覚だが、もちろん帰りの静岡から富士までも後ろ向き。富士からは座席の向いている方向に走る。それでもその間、誰も座席をひっくり返さないのが面白い。



真嶋雄大のイマどきクラシック-ふじかわ