今週の金曜日、11月20日の19:00から、錦糸町にあるすみだトリフォニーホールで「若い翼によるCMDJコンサート2」が開かれる。このコンサートの主催は「日本音楽舞踊会議」で、1962年に創立された音楽および舞踊の専門家による総合文化団体。代表理事を作曲家の助川敏弥氏とピアニストの深沢亮子氏が務めている。


 「日本音楽舞踊会議」は、「Fresh Concert CMDJ」という、若い音楽家をステージに上げるコンサートを毎年開いているが、今回の「若い翼によるCMDJコンサート」とは、「フレッシュ」を経験した人たちの、いわばセカンド・ステージ。


 このコンサートに、甲府市出身の廣瀬史佳さんが出演、グリーグの「ピアノ協奏曲」第1楽章を弾く。廣瀬さんは桐朋音大を卒業、ソロや室内楽など意欲的な活動を積極的に展開している気鋭の新人。バックはオーケストラではなく、エレクトーン2台ではあるが、最近のエレクトーンは実に侮りがたい。ぜひ足を運んでいただいて、未来に羽ばたく若い才能の今を感じてほしい。



真嶋雄大のイマどきクラシック-広瀬さん