ラ・フランスをいただいた。フランス原産の洋ナシである。洋ナシというのは、たまにシンナー臭のあるものがあって、それには閉口するのだが、このラ・フランスは恐ろしく香り高く、甘く、美味しい。さらに独特の艶かしい食感があって、後を引く。


 そもそもフランス人が発見した品種で、日本には明治後期に食用ではなく、受粉用として導入されたのだという。今では山形、長野、山梨などで栽培されているが、何と本国フランスを初めとするヨーロッパ諸国では、気候が合わないためにほとんど生産されていないのだという。これは初めて知った。


 包装の中には、「果物の女王」というコピーが躍っていた。では「果物の王」というのはいったい何なんだろう?(笑)



真嶋雄大のイマどきクラシック-ラ・フランス