山梨英和大学の市民講座に、ロシアの妖精といわれるピアニスト、イリーナ・メジューエワさんをお迎えした。彼女はもう日本に12年も住まれていて、日本語での会話はヘタな日本人より流暢である。ロシア人は語学に強いと常々感じているが、それに比べて当方は何年やっても英語さえ、まともに上達しない(笑)。ロシア語で「ようこそ」を、「ダブローパジャーラヴァチ!」というが、これとて覚えるのに10分ほどもかかる(笑)。


 それにしてもイリーナさん、この日はベートーヴェン「ピアノソナタ第27番」、ショパン「幻想即興曲」 練習曲「エオリアンハープ」、「黒鍵」、「別れの曲」、「革命」、ラフマニノフ「練習曲《音の絵》」の1曲とプレリュード1曲、そしてメトネルの「夕べの歌」と「春」という大変なプログラムを鮮やかに演奏してくれた。

 そしてアンコールのショパン「夜想曲嬰ハ短調遺作」では、もう受講生たちは大興奮。


 トークも大変に興味深く、本当に充実した講座になった。ただその後の打ち上げはノリが良過ぎ、同行したレコーディング・プロデューサー氏も含め、全員翌日はダウン。イリーナさんだけが、しっかりしていたような…(笑)。やっぱりロシア人はお酒も強いのかも…。。。



真嶋雄大のイマどきクラシック-イリーナさん