タラギリ島のコーディネーターに、モルディブで怖いもののベスト3を教えてもらった。第3位はサメ。これはわかる。でもちょっと海で泳ぐと体長1m以下のサメならウヨウヨいるのだ。よくイルカと一緒に泳ぐなんてのがあるが、テキも慣れていて、人間の周りをこともなげに泳いでいる。確かにちょっと怖いが…。


 第2位はサンゴ。サンゴの死滅問題が最近は大きく取り上げられているが、とにかく踏んではいけない。だから海に入るときはビーチ・サンダルを履いて泳ぐ。もしサンゴを踏んで足でも切ったら大変なのだそうだ。治りは遅いし、縫わなくてはならないらしい。


 そして最大の恐怖は日焼け。まぁ火傷と一緒だからね。だから現地の人は必ずTシャツで泳いでいた。それにしてもシュノーケリングは不得手だ。今は知らないが、当時は口だけで息をする。最初のウチはいいのだが、そのうち鼻で息をしないと息苦しくなってしまう。これも訓練なんだろう。管楽器奏者などは、循環呼吸と言って、鼻で息を吸いながら口で吹き続けるという離れ業をやってのけるが、これもストローで練習すると聞く。人間の身体は奥が深い(笑)。


 それにしても南半球でしか見えない、南十字星を眺めるのも目的のひとつだった。朝方しか見えないというので、5時起きしてみたが、クロスというより、菱型の頂点。う~ん、感動がもうひとつだったなぁ(笑)。



真嶋雄大のイマどきクラシック-フォスター