今、思い出してみると、コロンボからエアランカ(今はスリランカ航空というらしい)で着いたのは、飛行場だけのフルレ島。空母みたいな形をしていて、そこから首都マーレやリゾート島へと舟で向かったのだった。


 滞在するタラギリ島に着くと、村長が出迎えてくれてウェルカム・ドリンク。これがメチャクチャに旨い。完熟のライム・ジュースなのだが、こればかりは日本では無理。


 部屋は独立したコテージになっていて、ドアに鍵はついているものの、窓にガラスはない。なんちゅう開放的というか、当時はのんびりしていたもんだ。島のそちこちにいる小さなトカゲというか、イモリがコテージにもいて、危害は加えないものの、「キキッ」とかいつも鳴いている(笑)。風呂はなく、シャワーだけだが、これが海水シャワー。確かそれ用の石鹸をもっていった覚えがある。そしてトイレット・ペーパーがなぜか中国製だったのが印象的だった(笑)。


 モルディブには雲ひとつない日本晴れみたいな快晴はなく、いつも小さな雲がたくさん浮かんでいた。それを眺めながらのビールがまた旨い。でも確かフォスターばっかりだったな。



真嶋雄大のイマどきクラシック-モルディブ