2024年2月14日の東京新聞より

 

 

成年後見人の期間制の導入などが

検討されています。

 

 

 
 
成年後見人を一度決定してまうと
基本的には被後見人が亡くなるまで
同じ人が後見人となります。
 
 
私は現在、80代の知的障がいのある方の
保佐人をしています。
 
市民後見人から市民後見人へのリレーをしたケースです。
 
前任の市民後見人の方が75歳近くなり
「自分にも何か起こる可能性があるので
 交代したい。」との申し出があり
 
家庭裁判所に後任の私を届出して
交代の審判が決定しました。
 
珍しいケースだと思います。
 
 
後見人の報酬は家庭裁判所で報酬の目安が
発表されていますが
 
基本的な収入と財産額であれば
だいたい月に2万円程度です。
 
知的障がいのある人の場合
親やきょうだいが先に亡くなる可能性が高いので
成年後見制度を利用する確率はとても高いです。
 
制度の使い勝手や報酬
後見人等の知的障がいへの理解など
まだまだ、変えて行っていただきたいことは
たくさんあります。
 
知的障がいのある人の場合
最初に成年後見制度の利用を検討するタイミングは
「親のどちらかが亡くなって
 相続の手続きをするとき」
です。
 
 
法律の動向もチェックしつつ
家族としてどのように成年後見制度を
取り入れていくのかも
しっかりと考えていく必要があると
私は思っています。
 
 
いつ
誰に
何が
起こるかは
予測できません。
 
 
話せるときに
気になったときに
話ができると良いですね。