先日杉浦さんの鞄の話をしたが、今日ようやく入院していた俺の鞄が無事に40日間の修理を終えて戻ってきた。
1987年の大学卒業の時に、貯めていたバイト代をはたいて買ったCOACHのブリーフケース。
シリアルNo.D4C-5266。
既に24年目に突入している。
飽きたから捨てようなんて考えは、これっぽっちもない。
社会人になってずっと一緒にONの時もOFFの時も、晴れた日も雨の日も、強い紫外線を浴びて皮が日焼けも起こしている。
通勤でも出張でもずっと一緒だった。

学生の頃読んだ本に、このCOACHのブリーフケースを紹介したのは、既に亡くなられて久しい板坂元。
買って新品の時から、すでに皮の風合いが使い込まれている感じがなんともいえないみたいな表現で紹介していたはず。
著者は、男がセカンドバッグ(和製英語で英米ではポーチと呼ばれる)を持つべきではない。
ブリーフケースに本一冊を入れて、美味しいコーヒーを飲みに出かけよう。
確かそんな表現だったようなことを覚えている。

モノは使えばくたびれてくる。
これまでも、小さな修理は二年に一度くらいは出していたけど、さすがに今回は大掛かりな修理となった。
ショップに修理以来を出した時の話では、昔のモデルを直すには一旦アメリカの工場へ送るとの事。
そこで修理代の見積もりを後日連絡すると言われたのだった。
日本・アメリカの輸送費を考えると、修理代はただみたいなもの。


off time-取替えられた皮

ショルダーストラップは完全に切れてた。
四隅なマチの部分は縫い目がほどけそうだった。
補強をしてもらって、これからもずっと付き合い続ける。

画像は、補強ステッチをはずして返ってきたもの。
こうなると、もうただのゴミなんだけど。
このくらい修理したって証なんだろうね。


off time-修理完成

とりあえず、汚れをクリーナーで取って、モイスチャークリームを皮全体にのばした。
今日船町でみた杉浦さんの鞄に負けない、俺の自慢のブリーフケースです。