先週末にカナダの航空会社で整備士のストライキがありました。
ニュースとか報道されているので書きますがウエストジェットと言う会社です。
整備士のストライキってパイロットのストライキとは性質が全く異なります。
全パイロットの80%がストライキをしても「飛行機の安全性」はそれほど変わりません。
でも全整備士の80%がストライキをしたら「飛行機の安全性」がどうなるか予想がつきますよね。
過去に書いた事がありますが、航空会社は飛行機を飛ばさないとお金が入りません。
と言う事は整備が不完全でも飛行機を飛ばす可能性が大いにあるわけです。
私も日本で働いていた頃は何度かストライキに入りました。
数日間のストライキでしたが飛行機がみるみるうちにガタガタになって驚いた記憶があります。
飛行機って前回のフライトは問題無かったから次のフライトも問題無し....となる様な乗り物ではありません。
ある程度のレベルの整備士になると各機種特有の問題個所(weak point)を知っていて、その場所を必ずチェックする癖が付いています。
ストライキ中も保有する飛行機の約30%が稼働していたそうですが、私からすれば「お客さんもよう乗るな~」って感じでした。
こわいこわい.....