書こうと思っていたらいつの間にやらもう7月になっていたので早く書いてしまいましょう。

私はコイン以外にも色々と集めている物があるという事で去年は三葉虫の化石の記事を書いてみましたが、今回は数が集まっているロシア産アンモナイトの化石を紹介してみたいと思います。

 

まずは我が家で一番高い化石。

Audoliceras matherianum.

Saratov , volga , Russia.

中生代白亜紀後期。

 

オードリセラスというロシアの代表的なアンモナイトですね。

お値段と共に大きさも30cmに届きそうな我が家で一番大きな化石。

 

ロシアの化石は装飾品として加工され、この種のアンモナイトは本体を半部岩に埋め込んで絵皿のようにした物が多くて私はあまり好きではないのですが、こちらは立体的に掘り出されて修復も最小限で良い感じだったので入手してみました。

 

開口部の方に潰れてしまった跡もありますがそれ以外は保存状態も比較的良く、黄鉄鉱に置換されている反対側の巻きの中心部は先端の繊細な部分まで見事です。

 

この化石は以前にも紹介しましたが通常の巻貝形の殻のアンモナイトと比べて、異常巻きと呼ばれる形状の種となりまして他にもいろいろな形の異常巻きアンモナイトが存在します。

Wikipediaから、異常巻き色々。

殻の巻き方がグチャグチャの本当に成長異常かと思うような凄い種類もいますが、生息環境や生態に合わせた形状で、かつて言われた事もあったような進化の異常や奇形ではないそうです。

 

Deshayesites deshayesi.

volga , Russia.

中生代白亜紀前期。

 

これもロシアの代表的なデシャエシテスというアンモナイト種。

こちらは典型的なアンモナイトの形ですが、立体的な掘りの深い肋と殻の美しい真珠層が特徴的な種ですね。

 

反対側の個体は一部が割れて内部で結晶(たぶんカルサイト?)が成長しているのが見れます。

 

こちらは2cmくらいの小さいデシャエシテス。これもピンクよりの真珠層の遊色が美しい。

成長すると両手で抱えるくらいに大きくなる種類ですけど私はそんな大きい化石は置くところが無いですね。

 

Kosmoceras sp.

Saratov , Russia.

中生代ジュラ紀中期。

 

トゲトゲな殻と輝きの強い鮮やかな遊色が美しいですけど修復がちょっといただけません。ロシアの化石にありがちで黄鉄鉱の粉を亀裂や破損部を埋めるように接着しているのですが、開口部の方に着け過ぎで見た目がダメです。

 

Craspedites nodiger.

Saratov , Russia.

中生代ジュラ紀後期。

 

こちらは外の殻はなくなって、気室内部に充満した白い結晶と母岩の黒色頁岩に置換された縫合線とのコントラストが特徴的ですね。もうちょっと濃い色合いの物もあるのですがこの種はあまり良い化石に出会えませんでした。

 

上記のロシア産アンモナイトの産地はロシアのサラトフ州を流れるヴォルガ川流域となります。

カスピ海に流れ込むヨーロッパ最大の河川であるヴォルガ川岸にアンモナイトを含んだ地層が露頭しており、そこから状態の良い化石が多産するそうです。

 

最近は政情的にロシア産化石はあまり入ってこないようですが、物自体は国内にも沢山入った物がありますので比較的見かける機会は多いかと思います。

 

という事でロシアのアンモナイトの話でした。

これ以外にもちょこちょこ世界のアンモナイトの化石を幾つか持っているので記事を書きたいのですが、ちょっと時間が無いのでまた写真が撮れ次第書きたいと思います。

 

ではこんな所で。