わーお、6月が終わっちゃう!

忙しいのもあったのですが、突然何もしてないのにいんたーねっとがこわれた!(意訳:ネットが繋がらん!)になりまして、機械音痴の原始人に宇宙船の修理みたいな事させないで!な感じのてんやわんやで、ようやっと直りましたらもう月末。

 

とりあえず月1ノルマを消化しないといけないのでギリシアコインを一枚。

 

ミシア地方 パリオン 紀元前4-3世紀

ヘミドラクマ銀貨

EF-/VF

 

ヘミドラクマ(1/2ドラクマ:アッティカ基準だと2.15g)はドラクマ銀貨(4.3g)の半分の重さですね。

これより小さくなるとオボル(0.72g)という単位が出てきまして、ヘミドラクマはオボル貨3枚分のトリオボル(3オボル)とも呼ばれます。

古代ギリシアの貨幣単位は色々ありますが、とりあえずドラクマとオボルとスタテル辺りを覚えておけば何となく大きさが分かるかと(アッティカ基準のように国や地域によっても多少重さが変わってしまいますが。)

 

表面はゴルゴン(メドゥーサ)の正面顔。

小さい1cmちょっとくらいしかないのですが口の中の牙まで打ち出されていて、かなり細かい彫刻です。古代の極印師の腕の高さが伺えます。

 

裏面は振り返る牡牛ですがちょっと切れているのと摩耗がが。でもまあこれだけ表が良ければいいでしょ。

 

ちなみにパリオンはこの辺り。ヘレスポントス海峡(現ダータネルス海峡)の入口に面した都市ですね。

 

ゴルゴンの図柄というと結構前にアポロニアのゴルゴンのドラクマ銀貨も紹介しておりましたね。

 

古代のギリシアではゴルゴンの顔は魔除けとして重宝され、武具や建物の彫刻、コインのデザインとしても色々と見る事ができるのもあり、こちらのパリオンのゴルゴンは私のコイン収集の初期の頃から本で見て惹かれていました。

↓こちらの本の表紙として使われています。

古代へのいざない Numismatic Jewellery コインジュエリー(ギリシア編)

座光寺 悦子 (著)

 

コインジュエリー本としての側面もありますが、本書とShelkさんのアンティークコインマニアックス辺りが比較的入手しやすい国内の古代コイン入門書として有名じゃないでしょかね。

 

私はこの本で見てからパリオンのゴルゴンが欲しいなとずっと思っていたのですが、なかなか機会が無くて、今回は裸コインですが入手してみました。

最近は小型コインならスラブじゃなくて裸でもいいかなと幾つか入手しておりますので、また時間が出来たらまとめて紹介したいかと。

 

ではこんな所で。