五賢帝コインの続きです。
帝政ローマ 117-138年 ハドリアヌス帝
デナリウス銀貨
NGC Ch AU Strike5/5 Surface3/5 Fine Style
前回のトラヤヌス帝の後継者として次代皇帝となったハドリアヌス帝。
五賢帝は後継者を優秀な者から養子にする形で選び、血縁に頼らなかったとも言われるみたいですが、これは実子がいなかった偶然による所が大きいらしく最後のマルクス・アウレリウス帝は実子のコンモドゥスを後継者としてたりしますね。
領土拡大志向のトラヤヌス帝に代わって、ハドリアヌス帝はメソポタミアといった属州の切り捨てを行い増大したローマ領の再編や、各属州を巡行して有名なブリタニアのハドリアヌス城壁の建設を筆頭に領土防衛へと方針転換を行った皇帝となります。
帝国の各地へ足を運んだ巡行以外にも、この方はギリシア都市への援助や現代のローマに残るパンテオンの再建などの芸術と文化にも造詣深い方で私は結構好きな皇帝ですね。
しかし、治世の初めに粛清を行った為に元老院とはギスギスしたり、こういう方にありがちというか結構気難しい方だったらしくて健康を崩した最後は晩節を汚してしまったようです。
裏面は幸運の女神フェリキタス。
それでもハドリアヌス帝が帝国を再整備したお陰で次代のアントニヌス・ピウス帝の平和な時代へと続いたと考えると賢帝としての資格はあったと言っていいのではないでしょうか。
ハドリアヌス帝による再編後のローマ領。
と言う事で入手したハドリアヌス帝の銀貨ですが、これ3人目なのです。
最初のは記念すべき一番初めに手にしたローマコインだったのですがこれは洗浄評価だったので兄の所に行ってもらい、次に入手したのはXFのFine StyleだったのですがAUグレードが欲しくなってこれも出品。最後に入手したのがこちらとなります。
ハドリアヌス帝は良い物が欲しいのでFine Styleのノルマは満たしてるものの、もしかしたらまた入れ替えするかもしれません。
ハドリアヌス帝と言えばローマのパンテオン。
ではこんな所で。




