いい加減に先延ばしにしていた化石の話でもしてみましょう。
ブログのメイン記事としているコイン以外にも私は昆虫やら鉱物やらと色々収集しておりますが、化石もちょくちょく集めておりまして、三葉虫の化石にちょっと凝っていた時がありました。
ミネラルショーに行っている方なら鉱物と一緒に色々な種類の三葉虫の化石が売られているのを見た事があるのではないでしょうか。私は化石収集からミネラルショーに行って鉱物も集め始めた経緯もあったりします。
中でも北アフリカのモロッコの三葉虫化石が状態が良くて有名でして、国土の南側にあるアトラス山脈の辺りが古生代の海底の地層が山脈の形成で隆起したために化石産地になっているそうです。
海洋生爬虫類のモササウルスの歯や、白亜紀頃の恐竜化石も産出するらしくまさに化石の国ですね。
砂漠の国は化石を含んだ地層にアクセスしやすいのかエジプトやレバノンとかも化石の産地があるそうです。今は一面砂の海ですが大昔の海の生き物と関連があるのは不思議な感じですね。そういえばこれも見つけやすいのか隕石の産地でもあります。
と言う事で入手した化石を紹介していきたいと思います。
紹介するのは古生代のデボン紀(約4億1600万年~約3億5920万年前)に生息していた三葉虫達となります。
まずはプレーンな三葉虫といった感じのファコプス:Phacops sp.
この形のファコプスも色々いるみたいなのですが、モロコプスとかアフリカヌスとかみんな同じように見えて私には何が何だかですな。
デボン紀にはファコプスの仲間が大繁栄していたそうで、これから紹介する化石もファコプスやその近縁種となります。
ちなみにダンゴムシのように危険の際には丸まった防御姿勢がありまして、こんな感じに丸まったままの姿で化石が出てきたりもします。
Odontochile sp.
以前はZlichovaspisと呼ばれていた種類ですね。
ファコプスの仲間とかも最近は再分類されてるみたいで改めて学名を調べてみたら何か良く分からなくなってきまして…とりあえず調べきれないのはsp.ということにしてます。
Dalejeproetus sp.
この仲間は頭部先端の尖り具合で何種類かに分類されているみたいです。
Metacanthina issoumourensis.
スタイリッシュな感じでなかなかカッコ良い三葉虫。
Crotalocephalus sp.
膨らんだ頭部が特徴的な種類で近縁種はさらに膨らんだ姿をしております。この中には胃などの内臓器官が入っていたそうです(なんか変な気もしますが、エビとかの甲殻類も胃は頭部付近に集まっておりますしそういうものなのでしょう。)
Asteropyge sp.
状態の良い化石はこんな感じに浮かせた立体的な掘り出し方をしていまして、私はあまりアクロバティックな掘り出しは好きじゃないというか保管に気を使いそうで手が出ないのですが、エアツールや砂を吹き付けて掘り出すサンドブラスターで上手く細部までクリーニングした化石は見事ですね。
頭部の三又の突起が特徴的なワリセロプス:Walliserops trifurcatus.
こちらはロングフォークと呼ばれる突起が長いタイプで、ロングの逆で短いショートフォークもいたりします。異形三葉虫の代表みたいで人気の高い種ですね。
私の持っている化石はちょっと修復箇所が多くて頭部の破損と背中の棘は成形した後付けだと思います。塗装もされていたのでそちらは剥がして洗浄したのですが、化石のオリジナル部は70%くらいじゃないでしょうかね。
こちらは数万円くらいの入手でして、完品で状態の良いものだと十万超えてくると思いますのでお値段相応かと。
上記の化石達は結構お値段がする物なのですが、お安いモロッコ産化石もあります。
こちらカリメネ:calymene sp.
これだけデボン紀より古いオルドビス紀の三葉虫となり、沢山産出するようで安いものだとワンコインのリーズナブルな化石です。
実はこれ30年以上前に鉱物関係の即売会で入手した物でして、あの頃と値段も変わらないみたいなので今も現地ではドンドコ掘り出されているのでしょう。
という事で集めていたモロッコ産の三葉虫化石を紹介してみました。
これ以外にも全身トゲトゲだったり体中から突起が伸びたような色々な種類の三葉虫がいるのですが、私は三葉虫的な形が好きであまり異形種は集めていないので紹介できませんでした。化石収集はここの所お休みですが予算に余裕があれば幾つか異形種も入手してみたいですね。
三葉虫化石はモロッコ産以外にももう少しありますので、次回はそちらの紹介もしてみたいかと思いますので続きます。

















