ウワーッ!もう11月!?
さっさとコインの紹介しないと!と言うか辰年の内に龍の図柄の円銀紹介しないと!!
忙しいのもあるのですが、全然更新できなくて申し訳ないです(いやほら、宿題と違って締め切りの無い状態が心地よくて…。)あれやこれやと書きたいと言っておいてなのですが、あまり期待しないでお待ちいただければと…。
明治3年(1870年)旧1円銀貨
PCGS MS62
円銀は以前に貿易銀を紹介しておりましたが、私が一番最初に入手したのはこちらの旧1円銀貨でした。
何となく紹介するタイミングも無くてそのままにしていたのですが、7月のオークションで新1円銀貨の大型を入手して欲しかった円銀は一応のコンプとなりましたので紹介をしていきましょう。
わが国で発行された龍の図柄の1円銀貨としてはこちらが最初のトップバッターですね。
後期の新円銀のカッチリとした作りと比べると打ち出しがちょっとボンヤリしているというか作りが甘く感じますが、製造技術が成熟していない時代的な雰囲気も感じてこれもまた良い感じかと。
ちなみにこちら手変わり品らしくて増貝円と言う物らしいです。
増貝とか欠貝とかなんのこっちゃと思ったら一圓の貝の字の間に線が一本入っているのですね。極印の破損か修正か何かでしたっけ?国内貨のブログで説明している記事があったような気がするのですが、記憶が…。
裏面の旭日図柄は旧一円銀貨だけの特別感。
いやあしかし、正直手にするまでは円銀の龍の図柄って全部同じじゃんと思っていたら、旧~新、貿易銀も加えて見てみるとどれも作りの個性があって良いですね。円銀だけを収集するコレクターさんの気持ちも分かります。これは何枚持っていても良い物です。
そういえば明治時代の貨幣制度って私は良く知らなかったのですが、1円銀貨は貿易銀的な目的での発行だったのですね。てっきり貿易の支払いはその物ズバリ貿易銀があるので、最初から国内流通目的かと思っていたら順序が逆だったようです。
明治維新から日本の近代化のために我が国を支えてくれた銀貨様に感謝ですね。
ではこんな所で。



