今回で終わるはず!(たぶん。)
ようやく糞虫の展示です。
巨大オオセンチコガネ様。
こういう巨大立体物ってどこで作ってるんでしょうかね?そして展示会が終わった後はどうなるんでしょう?
ファーブル昆虫記で有名なスカラベの標本箱。
育児玉の展示もありますね。こういう生態展示的な箱も作ってみたいですけどスカラベの糞玉なんてどうやって入手すればいいんだろう。
再掲の昆虫記のスカラベ達。フランス産のサクレ欲しいなあ。
そういえばファーブルは昆虫記を書く時は熟考を重ね、原稿を書いた後はほとんど見直す必要を感じなかったそうです。誤字脱字や名称間違いしまくる私には爪の垢でも飲ませてほしいですね。
このスカラベ箱は凄い!中央にキャンサー(カニザタマオシコガネ)がいっぱい!
一番上の個体は物凄い大きさ。
以前にインセクトフェアの記事で紹介しましたが、アフリカのアンゴラに生息する再発見まで絶滅したとされていたスカラベ属最大種。私が入手した物も2019年ラベルでしたので同じくらいの時期に採集された個体のようですね。
このオウサマナンバンダイコクは大きそう。私も最近ナンバンダイコクに手を出してみましたがインド産は今手に入るのですかね?
他にギガスとかアンダーソンとかは見たかったけど無かったような。
最後はニジダイコク箱。ボックスタイプの整理箱というのも研究用といった感じでいいですね。
展示は細かく見れなかったのですが写真で改めて見ると面白そうな種類も入ってそうな箱でした。
エンディミオンといった三角頭のニジダイコクがいっぱい。
「うんこ虫を追え」というオオセンチコガネの絵本の原画がありました。
国産種のオオセンチコガネは地域ごとに色彩変異があり、その美しさから集めている方も多い糞虫ですね。
こちらは同じ科博の日本館のオオセンチコガネの展示。
糞虫を後にして移動の途中に図鑑類と共に昆虫にまつわる文化として虫籠の展示がありました。
過去から現在までの昆虫図鑑の名著の数々。
鳴き虫の虫籠など。
竹製のこういう虫籠って子供の頃に縁日でスズムシを入れて売っているのを見ましたが今もあるのでしょうかね?
この鳴き虫の容器は映画のラストエンペラーで出てきたのを見てちょっと気になった物に似ています。
写真もこれで最後です。減る昆虫と増えた昆虫という感じで絶滅が心配される昆虫と外来種の展示。
蝉は詳しくないのですがイシガキニイニイは近年生息が確認できないそうで心配です。
小笠原の昆虫とかもですが離島などの狭い生息環境での人間の活動による圧力というのは深刻です。
外来種のアカボシゴマダラは私も記事に書きましたが近所でももう定着してしまった感じですね。
人間が持ち込んでしまった事が悪いのであって昆虫としてはなかなか魅力的な種類もいるのですが、現在の問題や今後も新たな流入が起こり得る事の心配は消えませんね。
さて、久しぶりの科博と好きな昆虫の特別展という事でなんかすごいボリュームの記事になってしまいましたがこれで終わりにしたいと思います(こんなに書く気は無かったのに…。)
昆虫にはどうしても抵抗がある方もいるのはしょうがないと思っておりますが、興味深い生態や形態からこうして特別展が開かれ、標本のコレクションとしても古くから歴史のある収集趣味であるという事も理解していただければなと思います。
来月はインセクトフェアもありますし、昆虫モチベーションを充電した夏休みでした。
ではこんな所で。