さて、ウォレスも見つかったし残りは箱に戻しましょう。

で、あんまり未整理箱を引っ掻き回したくない理由がありまして。

 

一度出すと体積が増えて蓋が閉まらなくなるんですよ。ふしぎ。

あれこれ位置を変えてギュッと閉めて終了。次に開けるまでに壊れていませんように。

 

ついでですけどもう一つの箱の方は主に展脚標本保管用のタッパーが大部分です。

カブト箱用意まで待ってておくれ。

 

後は標本箱の乾燥剤と防虫剤の入れ替え。

糞虫を分離させた雑昆虫箱も既に満杯気味ですが、まだなんとか隙間にフトタマやゴミダマを押し込めそう。

 

かつてはクワガタやテナガコガネとかの大型昆虫を中心に集めていたのですが、最近は雑昆虫類にも力を入れてみたらこんな事になってしまいました。今は良い図鑑や本が沢山出てきてスポットが当たった影響か人気が出てきた昆虫達ですね。

私もミーハー人間なのですぐ影響されてしまいましたが、昆虫の多様性を知るのなら雑昆虫収集はぜひやるべきですね。(オサイフと相談して。)

 

膨大な数の種が記載された、地上のあらゆる環境に対応した甲虫の形態は標本を収集するには大変魅力的なのです。

(ちなみに、雑昆虫なんて書いていますが別に悪い意味ではなく、クワガタなどのメジャー種以外の昆虫という意味ですのであしからず。)

 

もう一つ分離させた甲虫以外のその他箱。こっちはぼちぼちですね。

定番のバイオリンムシ(これは甲虫。)とかコノハムシとか。

 

大きなコロギスの仲間であるリオック。デカいは正義ですね、かっこいい。

 

蜂は翅を広げるとスペースを食うのであまり増えてません。

エメラルドシタバチの仲間とかは蜂界のニジダイコク的で集めると面白いと思うのですが、種類や分類はさっぱり。

 

ちなみに私は蜂の展翅はこんな感じにします。

 

大型で体高のある蜂は翅にスペーサーを噛ませて展翅。

 

完成するとこんな感じです。

こちらの蜂はインドネシアのコイン収集の方ならご存じの神鳥ガルーダから名付けられた、メガララ・ガルーダ(Megalara garuda)というインドネシアの蜂です。雄の大顎がかっこいい。

 

その他昆虫箱といった感じで分離しながら増えてきた中型ドイツ箱も残りあと一箱になってしまいました。

 

この箱達はかつて渋谷に志賀昆虫店があった頃に購入した物でして、父と共に採集した国内種の標本用に使っていた残りなのですよね。

移転してからは良く分からないのですが、今は志賀昆虫ってドイツ箱作っていないのですかね?しっかりした作りでペフ板の針孔跡も残り難くてバードウイングの箱とかよりか好きなので、もっと買っておけば良かったです。

 

このままだと糞虫か雑甲虫を入れる事になりそうですが、最後の箱は何を入れましょうかね。

また今年一年最後の箱を埋める形で収集を進めたいと思います。

埋まったら雑昆虫はひとまずお休みですね。(本当に?)

 

では次回からは本流に戻してコインの紹介をしたいと思いますので、こんな所で。