さて、暇なようで暇じゃなかったお正月。
やった事と言えばそう、標本整理。
冬の湿度が低いうちに標本箱の乾燥剤と防虫剤を入れ替える作業のついでに、未整理箱からいくつか展脚したい昆虫を探すこともやっておこうと思いまして。
あまり標本箱の余白も無いものの、押し込めそうなこれと思う物を探索。特に探したかったのは大型カミキリ箱に入れたいウォレスシロスジカミキリの雌なのですが、これがまた記憶ではよりにもよって未整理箱の一番下の層に押し込んでありそうなのですよ。ぺっちゃんこになっていなければいいのですが。
真ん中のゴライアス辺りまでは以前に到達していましたね。
お正月に珍品が色々とオークションに出ていたので参加がてらに見ていたのですが、ゴライアスも最近は高くなりましたね。オウサマオオツノハナムグリ(レギウス)は一番大きいのは100mmあるのですが、下手したら今は10万くらいになりそうですね。
カタモンオオツノハナムグリ(カシクス)とかの高騰も円安や現地のレートが上がったせいとも聞きますが、アフリカも保護区以外の森林の伐採が問題だそうですし、生息地の減少とかの影響じゃないかとちょっと心配です。
メアレーミヤマも高くなりましたよね。これもそろそろ展脚しようかな。
ついでに以前話したネプチューンも掘り出し。
記憶では140mmくらいかと思ったら開き気味の胸部の間を詰めると135mmくらいでした…残念。
私的にはヘラクレスと並べるために似たような緩く湾曲した頭角の形が好みなのですが、大きさを稼ぐなら直線的な形の方がいいですね。そちらもカッコいいので両方の形をいつか揃えたいです。
いつかと言うと先日兄の甥っ子に糞虫箱を見せたらかなり好評だったのですよね。しかし、このまま糞虫教徒になってしまうと兄の奥さんに睨まれそうなので(笑)好みを修正?するため用にいずれと考えていたゴライアスや大型カブト箱をそろそろ作らないとなあと思ったりもしております。
そうこうしてようやく底へ到達。
ウォレスシロスジカミキリはバトケラと呼ばれる日本のシロスジカミキリに近縁の仲間となります。東南アジアに生息している種類は大型でオスの長い触覚が見事で好きな昆虫なのです(ちなみに学名は博物学者のアルフレッド・ラッセル・ウォレスから。)
ちょっと集めていた時期もあったのですが、中途半端というか標本箱に入らなくなって収集も停滞中になっております。でもヘラクレスシロスジとかは今でも欲しいですね。
…と思ったら、あれーっ?ヘラクレスあるぞ…。
どこから湧き出してきたんだこれ??
うむむ。おぼろげでも大抵入手した標本は覚えているはずなのですがこれは本当にいつ購入したか記憶に無いぞ…。ちょっと記憶力に危機を感じるので手持ちの標本リストを作っておかないといけないかもしれませんね。
まあ、これでも特大個体ではないのでいずれ即売会で見かけたら追加も考えてみたいと思います。
とりあえず手持ちのバトケラはこんな感じでした。
全部展脚するとなると箱を追加しないといけないですし、当分は未整理箱入りカミキリですね。
で、目的のウォレスの雌。
右の方が大きいけどバランス的には左かなあ。あっでも虫食いありそう。うーん。
大型カミキリの標本箱にラモンドシロスジの雄雌は入れていたのですが、ウォレスは雌を入れてなかったのでこれでようやく並べる事ができます。
さらにここに入手出来たらオオキバウスバカミキリも入れたいのですが、流石に無理ですかね。
デカ昆虫は好きなのですが標本箱の住宅問題は切実です。上記のカブト箱の予定もあるし大箱はもう追加できないよ。
ひとまず探す過程で抜き取った他の標本と一緒にタッパーに分けておきましょう。
実はまだ書きたい事があるので、ここら辺で続くんですなこれが。