久しぶりに夏風邪をひいてしまって本調子ではないのですが、AWもありますしそろそろ(いい加減に)TICCで入手したコインの話をしておきましょう。

察しの良い方はあの裏面で分ったかもしれませんが、ジョージ3世のクラウン銀貨ですね。

 

イギリス 1819年 ジョージ3世

クラウン銀貨

NGC AU58

 

ヴィクトリア女王のクラウンを揃える事が出来ましたので、他のクラウンもというのが入手理由なのですが、女王のクラウンにも使われていた裏面の聖ジョージの竜退治の図柄は、元々こちらのジョージ3世のクラウンの彫刻師であるピストルッチによるデザインがオリジナルになるそうです。という事でジョージ3世の竜退治も欲しかったのでした。

 

しかし、竜退治のデザイン以外はというと私あんまりジョージ3世は知りません。

ちょっと検索してみると、ナポレオン戦争やアメリカ独立戦争で戦時の王として苦労と共に国民からは理想の王として支持されていた方だそうですね。顔は魔法に掛かってヒキガエルになった王様みたいな感じなのに…(失礼)

 

とは言いつつ、月桂冠を付けた肖像の精緻な作りは素晴らしいですね。流石イギリスコインといった感じで、古代の君主にも引けを取らない威厳です。実際肖像画はちゃんとしてますしね。

 

そして裏の聖ジョージ。このピストルッチのデザイン時から19世紀~20世紀と使われ続けられる完成度の高さというか、流石名彫刻師の素晴らしさ。というか王ジョージなので聖ジョージという事なのですかね?

 

この聖ジョージ(ゲオルギオス)は古代ローマ時代のキリスト教の聖人なのですが、毎日羊をペロリと平らげる近隣の住人からも恐れられる存在とされていた竜を見事退治した所からの伝説(ついでに住人の皆さんもキリスト教徒にしちゃいました。ちゃっかりしてますね。)と一緒に殉教者としても語られる方ですね。

 

コインデザイン用の為か退治される竜はずいぶんとこじんまりな感じですが、参考にしたであろう古代~近代の絵画を見ても結構竜って小さいみたいですね。

近代ファンタジーだと山のように大きい竜も出てきたりもしますが、考えてみると自分の住んでる近所に人間大の人を襲ったり毒や火を吐くワニがいたらそりゃ怖いですよね。退治してくれてありがとうございます。

 

という事でヴィクトリア女王以外のクラウンも集めようかなですが、これより古い時代のクラウンはちょっとこのグレードでもお値段的に手が出せないです。入手するとしたらもう少し新しい時代のクラウンを考えてみたいと思います。

 

ではこんな所で。