さてペガサスの銀貨を紹介しましたし、それ繋がりでゴルゴンの銀貨も紹介してみましょうか。
アポロニア 紀元前5世紀ー4世紀
ドラクマ銀貨
NGC Ch AU
ゴルゴンよりはメドゥーサ呼びの方が聞いた事がある方が多いでしょうが、見たものを石にしてしまうおっかない怪物ですね。ペルセウスによって退治されたその血からはペガサスが生まれ、首は女神アテナのあらゆる災厄を防ぐアイギスの盾にはめ込まれたそうです。
という事でギリシア世界ではゴルゴンの首は魔除けとされ、コインや防具にもたくさんゴルゴンの図柄は使われたそうです。アレクサンドロス大王の鎧にも見る事が出来るのは有名ですよね。
ちなみにアテネの銀貨もよく見るフクロウ図柄の前はゴルゴンの図柄も使っていたそうです。
発行した都市アポロニアは黒海沿岸の都市。アポロンにちなんで名付けられたそうですが、アポロン神は人気のようでアポロニアという都市はギリシア本土の方にもあるのでややこしいです。
べー。
元々醜い怪物に変えられる前は美人さんだったそうですが、これじゃねえ。
くるくる巻き毛に見えますが良く見ると先端に頭があるので蛇の髪の毛と分かります。ゴルゴンの図柄も色々と種類があるのですが、こちらはまだ比較的落ち着いた顔なのですよ。酷くなると本当に怪物というか蜘蛛がのたくってるような図柄も…。
裏面は錨のマーク。横にはちっちゃい海老がいるのですがロブスターですかね?
黒海沿岸は古代から小麦の輸出などの交易で栄えていたそうで、海洋交易にあやかっての図柄なのでしょうね。古代の船の錨は木製の本体に重りをはめ込んだ物や、石製のカウンターなんかもまだ使っていたそうですが、図柄の見た目は現代の錨と変わらないですね。
という事で小さいドラクマ銀貨の話でしたが、最近の値上がり傾向でもドラクマ銀貨ならAU以上でもまだ10万以下で入手が可能な物が多いですし、アレクサンドロスの銀貨と一緒に並べてみると十分に古代ギリシアの雰囲気を楽しめるのではないでしょうか。
ではこんな所で。




