いやあ、AWは凄かったですね。
私が入札の為に注目していた2日目のヨーロッパも高額落札が相次ぎましたが、1日目の日本貨も凄かったようですね。明治8年の貿易銀がMS63が170万に62が150万!
という事で、久しぶりにオークションに参加して興奮冷めやらぬ私も手持ちの貿易銀を!
(AU58ですけどね。)
日本 明治8年(1875) 貿易銀
PCGS AU58
……えっ?ヤングクラウンはどうしたかって?
ごめんなさい!お金振り込んだのが遅くなってしまって、まだ手元にも届いていないのです!
まあまあ、来月には紹介できると思いますので、こちらでも見て行ってくださいな。
私も日本人ですし、自分の国のコインにも興味が無いわけではないのですよ。
と言っても最初はギリシアコインから始めましたので、えっちらおっちらヨーロッパを彷徨ったりして、ようやく日本貨にまでたどり着いて入手したのがこちらとなります。(実はその前に旧円銀買ったりしてるのですが。)
流石、自国だけあってアメブロには凄い方々だらけですので、私もあまり半端な物は紹介出来ないなと思っていたのですが、58でも結構気に入っているのです。いかがでしょうかね?
入手した時に直近で他にも2枚出品されていたのですが、貿易銀って結構濃いというか癖のあるトーンの物が多い印象がしまして、トーン好きの私は一番雰囲気が気に入った物を選んでみたのです。
さて、世界にも竜の図柄のコインは数あれど、やはり日本の龍の図柄は素晴らしいですね。
元々起源的にはヨーロッパの竜とは別に生まれた存在であり、ルーツ的には古代中国からなのでしょうが、中国の物と比べると日本の龍はなんとなく「しっとり」と落ち着いた雰囲気な気がするのです。墨絵で描かれた雲龍図とかが日本的な龍の代表ではないでしょうか。
私が日本的な龍との出会いはと考えると、日光東照宮の鳴き龍ですかね。
くるんと丸くコインに収まった細密な龍の姿もミニチュア的魅力と、表裏に輝く
”TRADE DOLLAR”と”貿易銀”の文字!まさに手の平に収まる美術品ですね。近代化を目指す日本の渾身の一枚といった所でしょうか(自国のコインなのでホメ倒しますよ。)
そして裏面。トーンはこちら側の方が良く見えます。やはり平面が多いとトーンの変化が楽しめていいです。本当は結構良い色が出てるのですが画像ではしょうがないですね。
手替わりとかは良く分かりませんのであしからず。
相変わらずトーン撮るのが下手なのですが…。
この貿易銀は去年に入手したのですが、お店価格でちょっと高いかなあと思いつつも、今から考えるとお店価格でも購入しておけばよかったなと思う物も多かったですね。ぐぬぬ、都市景観とか買っておけば…。
近代に関しては並品コレクターだと思っていたのですが、だんだんシャレにならない価格になってきて。価値が上がるのは嬉しいのですが、新規の人の事を考えるとちょっと今の価格は正常な市場価格ではない気がするのですよね。
ではこんな所で。




