やっと買えた!ということで去年の目標の一つだったアテネのフクロウ銀貨の紹介です。
アテネ BC440-404
テトラドラクマ
NGC評価はMS★ Strike5/5 Surface5/5
古代コインを語る上では外せない有名な銀貨ですね、表面のアテナのデザインも素晴らしいですが裏面のフクロウが可愛くてステキです。
表面はアッティカ式の兜を被り、アルカイック様式のアーモンド形の眼をした女神アテナ
フクロウ銀貨は時期によってデザインの様式が変わっていきますが、各スタイルの間に移行様式をはさみながら、大まかには初期のアルカイックスタイル、ペルシア戦争後のクラシックスタイル、ローマ統治下のニュースタイルと変化していくそうです。
お値段が高いのは初期のアルカイックスタイルですが、良い物はあまり見かけないですね。
裏面は名前の由来のフクロウの図柄に、オリーブと三日月とAΘE(アテネ)の文字。
こちらは最も数が多く作られたクラシックスタイルですが、ペルシア戦争に勝利した後のアテネが、国家の最高職であるストラテゴスに選出された政治家のペリクレスによって黄金時代を迎えた頃のコインですので、まず購入するならこれと決めていました。
ペリクレス時代と呼ばれるBC443-429は、アテネのアクロポリスにあるパルテノン神殿の建設や、常時100隻以上の軍船を保有し、エーゲ海沿岸の各都市が加盟したデロス同盟の盟主として交易の一大中心地となったアテネが最も繁栄した時代となります。
フクロウ銀貨はラウリオンの鉱山で採掘された銀を使って作られ、国際的な通貨として全盛期のアテネの海洋交易を支える事になります。
左向きの三日月はペルシア戦争のサラミスの海戦に勝利した時の月を表しているとか。
古代を代表する名品コインですので収集の初期に一枚購入して持っていたのですが、どうにも状態に納得できず入れ替えしたいなーと、去年の目標として探していたものの、良い物に出会えずに気が付いたら年末!
そのまま来年の1月のヘリテージで他のコインにでも入札するかなと思っていたら、eBayでMS★が!評価も満点ですし、なにより打刻デザインのバランスが良く見えました。
以前にもMS★グレードで相場くらいの物を見かけたのですが、そちらはアテナの首周りや兜の周りのビーズ打刻が不鮮明でしたので購入しなかったのですが、こちらの状態はまず合格。裏面のフクロウ横のAΘE(アテネ)の文字の打刻も完璧。結構文字が打刻し切れてないのが多いんですよね。
国内ショップでは結構高めの値段の所もありますが、相場的には良い物でもCh AUなら2000ドル、MSでも3000ドル前後くらいかなと思っております。
今回のコインは★評価の事もあってか相場よりはちょっとオーバーでしたので悩みましたが、これを諦めたら次がいつになるか分からないので去年の使っていなかった予算で購入する事にしちゃいました。
妥協したせいで入れ替えをした私が言うのもなんですが、AWでは古代ロットの常連といった感じですし、同グレードでも図柄の良し悪しがありますのでAU前後で購入を考えている方はじっくり良い物を選んで欲しいです。
という訳でヘリテージの予定は全部リセット!コリントのペガサススタテル銀貨や、バクトリアのゾウさんを被ったエウクラティデスの銀貨とかを考えていたのですが。
でも他を諦めただけはある素晴らしい常態で大満足です。お正月に手元に来たのでニヤニヤしながら酔っ払っていました。
アテネのアクロポリスの丘。ギリシア文明といえばまず思い浮かぶのはこの場所のパルテノン神殿ですかね。
だんだん古代の名品も集まってきて我が家の収集品達もにぎやかになってきました。
何とか一年一枚くらいで高グレードの名品が手に入れば良いのですが。
今回はこんな所で。



