もう少しリュシマコスのテトラドラクマ銀貨に付いて話したいので、手元にあるもう一つのリュシマコスの話です。
前に記事にしたのはペルガモンミントでしたが、今回はランプサコスミントの紹介です。
私が最初に購入したリュシマコスがこちらとなります。
発行地のランプサコスは小アジアのエーゲ海沿岸の都市。ペルガモンの上辺りですかね。
リュシマコス銀貨のスタンダードな発行地らしく、良く見かける発行地です。
グレードはCh XFのStrike4/5 Surface4/5
見て覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、AWの第13回オークションで出品されていた、私が一回だけ落札で利用した時がこのコインです。
このコインを購入する時は結構悩みました。最初は春先の即売会で見かけたのですが、XFグレードからAU以上で集めるのに変えるか考えていた頃でしたので、せめてどちらか満点であればと結局その時は購入せず。
それ以前から国内では良いリュシマコスに出会えずモヤモヤしていたので、「セールでなら安くなるかな…それとも売れちゃったかな。」と悩んでいたらAWで出品されたのを見てしまい(在庫品で出品されたんですかね?)、悩むより買っちゃえ!と落札。
元値よりかは安く落札できたのですが、やはりStrikeが満点でないので一部打ちが浅い箇所にモヤモヤしてしまい、その後はペルガモンミントの購入の話になるのでした…。状態に妥協しちゃだめと言うお話ですね。
それでもデザインは良いので XFグレードでも特徴は良く出ていると思います(良かった探しをしないとコインに悪いですしね)。
少しコインのデザインの話を。
表面の神格化されたアレクサンドロス大王のデザインの特徴として、一番目を引くのが頭に生やしたアモンの角ですかね。
アモンはアメン神とも呼ばれるエジプトの主神の事で、アレクサンドロスがペルシアの支配からエジプトを解放して、神託によってアモン神の息子と名乗るようになった為、神格化されたアレクサンドロスもアモンの角である牡羊の角を生やした姿でコインとなったそうです。
ちなみにアモンは化石のアンモナイトの名前の由来でもあります。
私は化石や鉱物も好きなので、古代コインの出会いも鉱物の即売会で売られていたローマの銀貨を見た事から収集を始めたのが最初となります。
アンモナイトは特に美しいロシア産が好きでいくつか集めているのですが、古代コインもリュシマコスの銀貨が一番好きなので、古代の化石と古代の銀貨はエジプトの神様を通じて好きな趣味同士が繋がっていたりします。
裏側のアテナはコリント式の兜を被り、片腕を盾に置き、ゆったりと腰掛けた姿でデザインされています。さらにアテナが掲げた手の上の勝利の女神ニケは、リュシマコスの名に月桂冠を捧げている大変すばらしいデザインです。
あまり近代コインには詳しくないのですが、ゆったりと腰掛けて盾に手を掛ける女神の姿は、イギリスのペニー銅貨や中南米の銀貨とかで似たようなデザインを見かけますが参考にしているんですかね?
女神のデザイン繋がりで近代コインを集めるのも面白そうですね。
今回はこんな所で。



