YF200Sブラスターのフルチューンエンジンと同時進行で社外アームの交換もしました。
交換するのはフロントアームです。


中華なんですがアメリカの有名メーカーのコピーなのでジオメトリーとかは良さそうです。
強度とかは材料が関係するのでなんとも言えませんが、僕のブラスターはラプター250のフロントセッションが全て取り付け出来るようになってる魔改造フレームなのでクラッシュの時にフレームを曲げたくない僕としてはアームが曲がってくれたほうが好都合です。

何でも強ければ良いってわけじゃないですよ!僕は交換できないフレームを大事にする考えです。


アームは片側3インチワイドで、1インチフォワード。つつまり75ミリワイドで25ミリ前側にホイールベースが伸びる。

どう見ても75ミリ以上ワイドでした。ボールジョイントの部分の調整ネジを目一杯縮めると75ミリ。目一杯伸ばすと100ミリ近くワイドになります。


凄いワイド量!


1インチ前に移動してるのも分かるけどショックの位置まで一緒に移動するのは変じゃない?


ショックの位置まで前に移動する辺りが中華クオリティー。

ブレーキホースも3インチワイド用を買いました。タイロッドのシャフトはキットの付属品です。


魔改造ブラスターはラプター250アームを換装させる時にホイールベースを25ミリ位伸ばして取り付けてます。なので今回の25ミリをプラスして合計50ミリ位フロントが前に移動した事になります。




ロングトラベラルアームなので純正のショックではストローク不足です。400ミリの長さがある中華ショックを取り付けました。


これはYFZ350バンシー用の社外中華フロントショックです。

ブレーキホースを固定してる赤いパーツも中華。

フロントの大部分がメイドイン中華になりました(笑)


本当は糞高いショックが欲しかったです。

エンジンに予算を使ったので糞安いショックで我慢。安いと言っても2本で6万位だったと思います。
安いけど高い(涙)


YFZ350バンシー用のショックなのでバネが固いです。とりあえず車高調整ネジを回してバネが遊ばないギリギリにしときました。


減衰調整は伸びと縮み両方とも目一杯軟らかく。


アライメント調整もしました。


見えにくいですが糸が前後のタイヤに通ってるのが分かりますか?リジットラックに結んで糸を張ってるんです。


色付きの糸が手元に無くて建築用の墨壺をつかった。

この糸を見てフロントのトー調整をしてます。


糸は左右とも完全に平行になるようにしています。じゃないと意味ないですから(笑)


タイロッドを回して調整する度にハンドルが動くのはイライラ病の元です!


ハンドルを縛って動かない様にしてるのでタイロッドを調整が本当に楽ですよ。タイロッド回した時にタイヤの向きがキッチリと動く。
縛ってなかったらタイロッド回してもハンドル動くのでタイヤが動かない。


先にキャンバー調整しましたがこれが微妙なんですよね!


見た目が2度は絶対にあると思ってたのに!



測ってみると1度位…


とりあえず左右とも1度位にしときました。

この角度計で向きを変えたりして何度も測ったけど僕の目見当と合わないんですよね。本当に1度未満なの?2度あるでしょう!


今度走ってある程度のセッティングが出たら完全な平の常磐の上でアライメントデーターを取りたいと思います。



キャンバー調整って凄く難しいんですよ。調整するのは簡単なんですが、キャンバーだけを単体で調整出来ないから難しい!
トーも一緒に変化しちゃうから凄い手間なんです。

基本ドリフト走行になるATVなので僕の持論ではコーナーでロールしてる侵入の時とカウンターステア当ててる時にキャンバーが良い感じにセッティングされてないと駄目です。

トーはハンドル切り始めの車体がロールするまでのしか雰囲気しか僕は見ない。基本トーはゼロでやります。


ATVってリアがロールしないからフロントがロールする時ってノーズダイブ気味にピッチングしてるんですよ。前屈みだからキャスター立ちます。

キャスター立ってキャンバーが付いてないとロール中に逆キャンバー気味になるんですよね。
なんか気持ち良くない姿勢ですよね。

あまりピッチングもロールもさせ無いセッティングならキャンバーは立てて、逆のセッティングならキャンバー寝かせる。


とゆーわけで今回はバネが固いのでキャンバーは立て気味で1度未満にしときました。

この中華アームはアッパーアームにカラーを入れてキャスター調整が出来るアームなんですがキャスター立てる方向にセッティング。
理由は同じようにバネが固いからあまりノーズダイブしないと思うからです。

リアのショックやアームはノーマルなのでリアの車高が低い事もありキャスターは立ててます。
今後リアのセッティング次第ではフロントキャスターは変えるかも。

足のセッティングは色んな考え方がありますよね!僕はショックやバネに合わせてアライメントを取りますし、足に合わせて走ります。

走りに合わせて足のセッティングをするのが普通だと皆は思ってると思うんですが、それは実際には無理です。
それが出来るのは設計の段階から口出し出来るワークスライダー達の世界だけですよ!

売ってる物を買うだけの僕みたいな一般人は設計者の思想通りに走らせるのが良いと思う。
それが出来てから初めて微調整で好みに近付けたりコースに合わせるのがセッティングだと思います。

どんな乗り物でもパーツ設計者と大きく違う考えのセッティングは絶対に良い結果が出ません。

テストドライバーと設計者の両方と話をしたら面白いですよ!ドライバーは設計者の悪口!設計者はドライバーの悪口!
自分の思い通りの物を作れ!自分の製品に合う走りをすれ!聞いてる第三者としてはメチャウケる(笑)


僕は売り物を買うだけだから買ったものに合わせてセッティングして走る!これ常識!
もし好みがあるなら好み通りの製品を買う。でも僕は好みの製品を買えないので無理でした。

僕の経験では拘りや理想が元から強く持ってる人ほどセッティングがヘタクソ。
実はその強く持ってる人ってのが僕なんですが、諦めるのも早いのでドツボにハマる事は無い、諦めれない事は魔改造する。魔改造はセッティングじゃないですから(笑)

僕は自分の子供に足のセッティングは教える気が無いです!走りの成長に合わせてこっそりと変えてる(^^)
運転が下手くそなのにセッティングに拘ってしまったら絶対に駄目だと思う。絶対に運転が上手くなれない!

プロだけがリクエストする事を許される。子供レベルはとにかく走って上手くなれ!

僕は出来上がったマシーンの特性を理解してちょっとだけセッティングして走る。それ以上は求めない!

本当に上手い人なら大きく間違えてるセッティング以外なら何でも上手く乗れるでしょ!

いっぱい改造してる僕がこんな事を書くの変でしょ?実は息子も見てるブログなので言いたいこと沢山書いてます(^^)

過去に何乗らせても下手くそだった友人はマシーンのせいにして上手くなれなかった。自分のスタイルにマシーンを合わせようとしてばかりでした。
下手くそなまま辞めてしまった友人の様になって欲しくないんです。

僕のブラスターも将来は息子が乗る予定ですが、ただ純粋に上手く走れるようになって欲しいので僕が認めるまでの全てのバギーはセッティング禁止の予定です(^^)