YF200Sブラスターのエンジンが完成しました。


クランクケースにミッション類やバランサーシャフトを組み込んで、液状ガスケットを塗ります。

液状ガスケットは慎重に塗ってます。
2ストは1次圧縮が抜けるとゴミエンジンになりますからね!少しでもオイルシールやガスケットが抜けてるエンジンは絶対に調子良くならない!絶対です!


反対側は塗らなくても良いかなーって思ってますが、一応塗ってみた。


合体させて、クラッチや他のギア類も組み込み。


もう完成したようなモンですね(^^)


3ミリロングストローククランクシャフトなのでアンダーガスケットの所にスぺーサーとガスケット3枚合わせて3ミリになるようになってます。


この3ミリ分の上に通常のアンダーガスケットを乗せてシリンダーを組む。

今ピストンやシリンダーの写真が一枚も無いことに気がついた😢
   



圧縮は10キロでした。


ノーマルが7キロらしいです。3キロアップですね。空冷エンジンなのでこれ以上圧縮は上げないほうが良いかなと判断してます。




キャブレターのセッティングもテキトーにしといた。


テキトーなセッティングからスタート。

キャブセッティング中は整備性を向上させる為に燃料タンクを外して代わりにオイルタンクを固定した。


分離給油だったオイルタンクは混合仕様にするので不要になりました。このオイルタンクを燃料タンク代わりに使って、キャブレターやスパークプラグにアクセスしやすくするのが狙い。

ガレージに転がってた汎用のステーを使いました。


テキトーですが使い物になる感じです。



混合油を作っていざ始動!


特に何事も無く始動成功!空ぶかしして、ミッションの変速も確認してOKです\(^-^)/

空ぶかしした感じではキャブが濃いですね!メインジェットは多分大丈夫かなー。パイロットとニードルが明らかに濃いです。
エアーフィルターのボックスは蓋が存在するんですが、蓋をするとアイドリングすら出来なくて、アクセル開けても吹けないです。

蓋を外してからは回るようになりましたがアイドリングスクリューを回しても変化が鈍い。エアスクリューを開けてもアイドリング上がりにくいとか。標準のエアスクリュー回転数より開けないと駄目なら100%パイロット濃いです。
濃い時は基本回転数が上がりにくいんですよ。

逆に薄い時は急激にアクセル開けたらエンストしたり息継ぎのような症状です。ちなみに加速ポンプがある車両は別の話ですよ。ブラスターは加速ポンプ無いです。


ニードルが濃い時はハーフまで開けた時とハーフから満開にする時にチェックしてエンジンが回りたがらない。
このアクセルワークでニードルとメインジェットの違いを勘違いする人が多いですが、空ぶかしで濃いって分かるほどメインジェット太くならないです。分かるほど濃い場合は見当違いな太さを入れてる。
どれくらい見当違いかと言うとハーフより全開のほうが遅い位の見当違いのセッティング。1速でマックスまで回転上がらないとか。

メインジェットがまあまあな所なのに濃いって分かるくらいならニードルが大抵濃い。ニードルは1段濃いだけで空ぶかしで気になります。メインジェットは5段階以上濃くないと空ぶかしでは気が付く事さえ無いです。これは絶対です!

1速から3速まで回るけど四速以降が吹けない場合は1段階か二段階位メインジェットが濃い。1速から濃いのは2段階から3段階は濃い。空ぶかしで濃いのは5段階は濃い。そんな感じで負荷が無い空ぶかしでは全開領域は相当濃くないと気が付く事が出来ないんですよ。


僕は空ぶかしで90点のジェットセッティングは可能です。でも実際に走ってからセッティングしたほうがデーターがしっかりと残るから良いんです。
感覚に根拠を与えるのは経験だけですから!
キャブは小学生から触ってるし、フルチューンのセッティングは中学生から沢山の車両をやらされてます。大人になってからはキャブから遠ざかってますが今でも自分の力になってると思います。

基本キャブセッティングは楽しくないです。セッティング楽しむ人は変態だと思う。最短時間で終わらせて調子良く走るのが1番楽しい(^^)