ヤマハATV用アクスルレンチを買おうと探したら廃盤でした。


50ミリのアクスルナットを回すためにモンキーで回してたけど、トルクレンチ使いたいし、自作でなんとかならないかと考えた。


そこでクローフットレンチなるものを購入。

Crowfoot Wrench 差込角3/4" デラックスクローフットレンチ 50mm H250

差し込み角が1/2ってのが欲しかったが無かった。これは3/4です。


とりあえず1個はスパナの形にサンダーを使って切った。


んで、1/2の差し込みを作ります。


使ってないソケットをフライス盤で加工して切断してはめました。


溶接して固定。


これで3/4から変換して1/2角のラチェットやトルクレンチ等を差し込む事が出来ます。


スパナ形状のほうは厚さ9ミリのフラットバーを溶接。


これで市販品みたいに手で回せますね。

久しぶりの溶接はヘタクソでした。



半自作アクスルナットレンチの完成!


これでリアのアクスルシャフトを固定するダブルナットを回す事が出来ます。


トルク不足は緩む事が多く、定期的にまし締め点検する必要があり道具を用意しました。 

多分100ニュートン位だとおもう。車のタイヤ交換と同じくらいのトルクで良かったと記憶。定かでは無いけどね。

ネジロック剤を使ってるので、増し締めの時にナットが動いたらネジロック剤が剥がれるから、動いてしまったらネジロック剤のやり直しが必要になります。
今回はナットが動かなかったのでOK。
  



道具は1から作ると大変だけど市販品の加工で用途に合わせて作るのは簡単です。
でも簡単と言いながら2時間半位の時間がかかりますけどね。

1から作ろうとすると挫折や失敗ばかり、、、

加工ならそれなりに完成出来ます。


子供にレンチを見せた。そして教えたい事は「出来る事を探す」って事です。
僕が出来ない事は、1/2の差し込み穴を1から作ること。硬い材料の少量の用意。 

そこで自分で出来る事は市販品のクローフットレンチを加工する事は出来そうだから実現可能かも?って事で行動。
結果、無事に完成。


全部1から作るととか、ネットで調べて他人と同じ事を真似しようとすると大抵失敗します。
自分の環境やテクニックの中で出来る事を探してみると完成が見えてくる。挫折しないで済む。

市販品の加工はそんな考えにピッタリです。

「出来る事を探して実行してるうちに力が付いて、いつか色んな事が出来るんだよ」



ちゃんと子供に伝わるかな?