オフローダーキャンプから家に帰る時にずっとceli号のLT80の始動性の悪さが凄く気になってた。普段から僕以外エンジンかけられないし、僕でさえかけられなくなった…



あまりにもエンジンのかかりが悪いです。暖気終わってても毎回チョーク引いて始動してるし、エンジンかけられない事もしばしば…冬のレースはチョーク引きっぱなしじゃないと走れない。

全く燃料足りない症状です。でも何故かアクセルをほんのわずかに開けないとかからない。アクセル開けるって事は空気が足りない症状?燃料足りないのに空気足りない?変だよね。

細かく書くと、アクセル開ける時にワイヤーのたるみを無くす位の気持ちでほんの少し開けるとエンジンかかりそう。
スロットルボディーが1~2ミリ位持ち上がる感じ。
ニードルがとスロットルボディが一緒に持ち上がってエンジンかかりそうって事は原因はニードルなんじゃないの?って想像。



ニードルの位置がもしかしたら下がってるから燃料出ないのでは?

普通ニードルはハーフスットルの領域だからアイドリング流域はあまり関係ありません。多少影響ありますが、一般的にエンジンかからないほどでは無いはず?

でもYAMAHAラプター50を整備した経験でニードル下げすぎるとエンジンかからなくなった事があります。 
ラプターのパイロットとメインジェットが掃除で拡張されてたために燃料濃くてニードル下げて対処したけど、その後ジェット、パイロットを新品に変えたらエンジンかからなくなりニードルを元の位置に戻しましたらエンジンかかりました。
これを思い出す事が出来なくてキャンプからガレージまで帰ってくるまで思い出せなかった(笑)

その事をふと思い出して確信の様にLT80のニードルを疑った。
スロットルボディ1ミリ上がるとニードルも上がるから燃料出て、エンジンかかりそうだけど空気も増えてしまい結局エンジンかからない感じ想像をして推測をしました。

点検してみるとこんな部品が付いてない事が判明!!




このバギーには19番のワッシャーが付いてませんでした。ちなみにサービスマニュアルで見たらEリングは標準の上から二番目。現車も二番目。

なのでワッシャー入れたらニードルがワッシャーの厚み分持上がるから燃料濃くなり直るはず!
ワッシャーはこんな感じの



実はワッシャーじゃなくてガスケットって名前です。 二次エアーの吸い込み防止の役目があるのかも?だからガスケットって名前なのかも。




ワッシャー面のところが三番目のEリング入る部分になってる。

とゆー事はワッシャー無しはEリング1段上げた時と同じくらい薄くなったって事。だから燃料足りなくてエンジンかかり悪かったのか?



取り付けて試してみた。


直っちゃった~!



僕の故障診断は推測通り!!完璧!!マジ嬉しい(^^)


ノーマルに付いてたはずの物が付いてなかった。前オーナーが紛失させたんだと思います。

このマシーンの不調は本当に長かった。今まで誤魔化して使ってたけど今回はマジで直さないとと思い本腰を入れて考えた。


簡単に直ったのでもっと早く直す気持ちになれば良かったです。


これで安心して乗れる(^^)




今回はマジで迷宮入りになるかもと思いました。

でも長い期間症状を体験して癖のような物を把握してましたし、ニードル意外は全てチェック済みだった。


過去のラプター50の経験を思い出した事や色んな事があり悪い場所を探す事が出来た。



今まで沢山行動したら経験も増え考えが浮かんで直せた事例でした(^^)




チャンチャン🎵