久しぶりのステンレス溶接の仕事です。


割れた部分をTIG溶接で直すんです。

過去に沢山壊れて、沢山の補強がされてます。


過去の補修や補強等は僕はやって無いので分かりませんが、補強前は弱くて頻繁に壊れてたらしいです。


今回の故障。



赤丸の部分の溶接が割れてます。更に溶接部分のパイプが折れてる様です。


サンダーで磨いて溶接部を研磨してからマスキングテープを使い固定しました。


んでTIG溶接します!


中で折れてたパイプはそのままで外側だけの溶接をします。

写真でわかるかな?↓





確か50アンペア以下だったと思うが、テキトーに電流合わせたら上手く出来た。

0.8ミリの棒を使い少し盛りました。



完成!


こんな簡単な仕事でもそれなりに時間がかかります。

修理って本当に面倒です!でも修理をしてると新規で作る時の能力も上がります。



知り合いの大工さんが言ってました。

家を知りたかったら解体を経験したら良いと言ってます。リフォームする時に解体しますよね。その時に勉強になると言ってました。

他人様が建てた家を解体する事で、他人の技法で建てた作りを見るのは勉強になるらしい。新築だけでは自分の知識や技術だけを使うから成長出来ないらしい。
30年以上大工をしててもリフォームする時にまだまだ知らない事があると感じるのだとさ。

解体のたびに毎回新しい発見がある!




なるほどー!って思います。



確かに自分だけで物作り出来てしまうと新しい技術に触れる機会がなかなか無いです。

でも他人が作った物に触れると自分のやり方では無い物を見るし、自分の仕事に活かせる可能性もありますよね。



僕も沢山似たような経験を沢山してます。どちらかと言うと元からあるものを修理した事で学んで、その事で得た経験を元に新規で作る事が多いです。





皆さんも似たような経験ありませんか?