「あ、もうこんな時間。
じゃあね、紅葉ちゃん」
「はい。では」
昼休みも、後5分程で終わってしまう。
クラスメイトたちは次の時間の学習のため
席に戻っていった。
に、しても、
「おかしいわ…」
私は今朝、ちゃんと鏡花を入れたはず。
男を魔法にかけて人間でなくしてしまう女。
今度は聖職者の男までそうなるところだった。
その男は決して聖職者ではなかったわけだけど。
「うーん」
分からないけど、まぁ、間違えてしまっただけだろう。
「そんなに気にすることでもないわね…」
そういうことにして、私も授業の予習をすることにした。
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