元旦の能登地震に始まり2日は航空機事故、3日は北九州市での飲食店街火災が起きるなど、2024年は波乱の幕開けとなりました。

 

 

2011年の東日本大震災の時は、ガソリンが手に入らなくなったり、輪番停電(電力が不足し地域毎に半日程度停電になる)が行われた状況でも、小川は全店通常通り店を開けました。

 

 

当時は自社配送だったので、トラックにガソリンを入れないと食材を配送できない。

 

 

ガソリンスタンドを駆けずり回って給油できるスタンドを探しました。

 

 

そして、ネットで発電機(屋台などで見るガソリンを入れてエンジンで発電する機械)を探しに探してやっと見つけ、輪番停電の日には発電機を回して厨房に最低限の灯りをともし、客席にはロウソクを立てて営業しました。

 

 

券売機も動かないから食券は手売り。エアコンはもちろん、換気扇も動かないので厨房も客席も暑かった。

 

 

もちろん、休業する手もありました。でも、当時は何が何でも営業する!と言う気持ちでした。

 

 

何故なら

 

 

「お客様の今日を ”ちょっと” 良い日にする」

 

 

それが我々の使命だからです。

 

 

お客様から「開いて無いと思ったからビックリした!」「こんな時だから小川さんのラーメン食べれて嬉しい(^^)」など喜びの声を沢山頂きました。

 

 

当時は台風の日も開けていましたし、大雪予報の日は前泊して店を開けました。

 

 

そんな日でも少ないですがお客様はいらっしゃいます。

 

 

小川はいつでも開いている。

 

 

その信用の積み重ねがあって、今があると思っています。

 

 

時代が変わりましたから、今皆さんにそれをやれとは言いません。

 

 

でも、そうした歴史があって今がある。と言う事は忘れないでください。