1年位前から、たま〜に裁判傍聴に行っています。
検察と弁護人のやり取り、被告人・証人の証言など全てリアルで、下手なドラマを見るより面白い。
先日もある裁判所に行って来ました。
法廷の前には ”今何の裁判をやっているか?” が書いてあり、この日は詐欺罪の法廷に入りました。
ちょうど被告人が弁護人の質問に答えている最中で、歳は60代、風貌は貧相ないかりや長介みたいな男性。
「警察で暴行監禁された!」
「この国はこんな裁判をするのか!」
と、言ってることがメチャクチャで、書記官に対しても
「ここ大事だから!ちゃんと記録しろよ!」
と言う感じ^^;
さすがに裁判官は平静を装っていましたが、書記官も検察官も、弁護人でさえ呆れている様子でした。
大抵被告人は大人しいので、これはこれでスゴイな。と思って見ていたのですが
途中から
「この人、何の詐欺したんだろう?」
と、思って来たのです。
失礼ながら、人を騙せるほど利発そうに見えない(騙されそうにも見えないけど)
でも詐欺でしょ~~~?人を騙したんだよな~~~~?
程なくして裁判は閉廷。罪状は分からず仕舞いでした。
法廷の外に出た時、傍聴していた人が一言。
「あのおっさん、食い逃げしたらしいよ」
※無銭飲食は、詐欺罪に該当する場合がある。ウィキペディアより
な〜るほど。