こんばんは。
歌のレッスンから帰ってきて、とりあえずコーヒーを飲みながら台所でぼんやりしているエノセラでございます。
先生に夏の発表会演目について相談しようとしたら、今年からは全曲ロシアものでいくというお達しがあり、プッチーニの蝶々夫人のアリア(イタリア語です)をやってみたいというわたくしの密かな野望が消滅いたしました
そもそも先生の見立てによれば、わたくしの声は[リリコ・レッジェーロ]、または[コロラトゥーラ]という種類らしく、声質的に重厚な蝶々夫人はキャラが合わないよ、ということだそうです。
簡単に説明しますと、ソプラノの中でも特に音域の高いところで、軽く華やかな声を出すのが[リリコ・レッジェーロ]です。
ちなみに頑張ればの話ですが、わたくしの持ち声の延長線上にはあのモーツァルトの名曲「夜の女王のアリア」がございます。(これはドイツ語の歌ですね)
めちゃくちゃおっかない激おこ女王様です。
そんな夢のようなお話は置いておき…
ロシア語オンリーでプログラムを組むことになりましたので、気持ちを切り替えて曲探しをしようと思っております。
ふと、ユノちゃんのある日の言葉を思い出しました。
『やりたい音楽とやるべき音楽が違う時がある。聴きたい音楽と、聴かせたい(表現しなきゃいけない)音楽も違う。だから悩んでいます』というような内容のつぶやきです。
規模は雲泥の差ですが、いくら自分が好きな歌でも、自分が歌うには向いていないという事は確かにあるという点で、共通していると思います。
普段、カラオケで東方神起の歌を歌うのがなによりも大好きなのに…そしてクラシックの世界では分厚くて重くてドラマチックな声に憧れているのに…本来の持ち声はなんとキラキラ系の超高音という、ものすごいギャップです。
そして先生が育てたいと思っているこの声は「みんな(先生や門下の仲間、お客さんですね)が絶対喜ぶ」声だから、今やれる時に頑張るべきだ、と先生に言われたこともなんとなく、ユノちゃんのお悩みと通じるものがある気がしています。
50代に突入し、この先は声帯が思うように働かなくなってできることが減ることは間違いないので、ここは先生を信じて「リリコ・レッジェーロ」への道を進んでみようと思います。
チャンミンもちょうど今、新しい世界で頑張っているところですし…ネ
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