ほぼほぼ自分で考えた間取り
小さな頃から間取りが好きで、小学生の頃は折り込みチラシをウットリと眺めているような子どもでした。
大人になってからは、ひとりでふらりとマンションの見学に行っちゃったりも…。
そんな間取りダイスキーな私。
ハウスメーカーから提案いただける間取りを大人しく待ってるなんてできません。
自分でも積極的に考えました。
楽しいからだけではなく、提案される間取りや仕様は一般的ではあるものの、自分たちに合わないこともあると思ったからです。
もちろん修正をお願いしたら反映してくれるけど、具体的に伝えないと再度思っているのと少し違う提案がされることも…。
せっかくの注文住宅なので、言われた中から選ぶのは少しもったいない!
間取りも仕様も好きなものにしたいです。
素人なのでハウスメーカーの担当者にラフな間取りを見せて提案し、図面に反映してもらう(アドバイスもしっかりいただく)ということをして、完成したのはほぼ自分が出した意見でできた家でした。
間取りはどこから決めた?
うちは、約37坪の土地ですが、その中で駐車場の配置が最初から決まっていた上に、敷地内に電柱がありました。
駐車場の配置は、雨水処理の関係で決まってるとかなんとか。
駐車場と(我が家の場合は)電柱の位置を動かせません。
そのため、家の輪郭の形状はほぼ決まっていました。
ドアを開けたら目の前に電柱があることを避けて、駐車場へのアクセスが良好な位置に玄関を置きたいことを考えると、玄関の位置は消去法で決まりました。
そのため玄関の配置を決めてから内部を考えていきました。
廊下はいらない、という考え方
家を建てる時、玄関の配置から考え始めた我が家ですが、広く空間を使いたいため玄関の先に廊下や玄関ホールを作りたくありませんでした。
作るとしても、通路としての廊下は嫌で…。
椅子を置いて中庭を眺められるような、用途のある廊下なら大歓迎ですが、そのスペースの確保は難しかったので断念。
こういう廊下なら欲しいなあ
そこで、まず考えたのが玄関の土間を抜けるとすぐにリビングまたはダイニングがあるという案です。
玄関ホールの必要性は今まで感じたことがなかったため、我が家はリビングを玄関土間と繋げることにしました。
そして、玄関土間はゆったりとることにしました。小さなスペースが複数あるより、大きなスペースがひとつある方が広く感じると思ったからです。
リビングとキッチンは1階か2階か
展示場へ行った時に、リビングやキッチンは2階にあるのもいいなと考えていました。
モデルハウスで見てオシャレと感じたキッチンは2階にあり、一体感のあるインナーバルコニーが隣接して、アウトドアリビングを楽しめるものでした。
すごく素敵で、そこでランチやBBQを楽しむ姿を想像しては酔いしれましたが…食材を2階まで運ぶのは大変そう!
え?これ、2階までスーパーで買い物した物を私が運ぶの?数日置きに?無理無理無理!
エレベーターをつける気もなかったし、日々の家事動線と自分の体力を考えて1階に決めました。
筋肉ない系ゴリラなのでホント無理です…
▼こんなキッチンになりました!
建具を最小限にして空間に奥行きを
建具は最小限にして、コストを抑えたいと考えていました。
広く見せるために、空間に繋がりを持たせたいという気持ちもありました。
ただ、全てが丸見えでは落ち着きません。
適度に壁を作りながら、奥行きが感じられるようにしました。
また玄関から部屋までに廊下や建具がありませんが、寒くならないように玄関の土間を部屋の高さまで上げて、床下には部屋と同様に断熱材を入れるようお願いしました。
そして、1階は玄関からリビング、そしてキッチンまでをワンフロアにしました(ちなみに鉄骨です)。
1階がリビングキッチンなら、2階は必然的に寝室やお風呂になってしまいます。
脱衣所やお風呂、トイレは建具が欲しかったのですが、自分たちの寝室はいらないよねと考えてそこも壁で死角を作る方法にしました。
お風呂は2階!動線が快適に
万が一の水漏れや老後の生活を考えると水回りを1階に集中させたかったのですが、1階にはスペースがもうありませんでした。
リビングとダイニングの広さを削るのも避けたかったし…。
というわけで、2階にお風呂を配置しました。
今のところは快適に暮らせています。
ファミリークローゼットをすぐそばに作ったので、家事動線が最高なのです!
お風呂の脱衣所は、洗面所とランドリールームを兼用にしました。
脱衣所で脱いだ服をそこで洗い、しかも干せる(完全に室内干し)、大量に洗って干すスペースが足りない時はすぐ横のお風呂で浴室乾燥するのもアリ。
乾いた服は、一旦脱衣所から出てすぐ隣にあるファミリークローゼットへ持っていけば…はい!完了。
料理と洗濯の動線は遠いですが、洗濯するのは1日1回程度なので、水回りをまとめるのは優先順位としてマストではなかったです。
まとめた方がコスパは良いかもしれません。
廊下のない家のトイレはどこに?
トイレは各階に作りました。
トイレの中で手を洗いたくなかったので、ひとつは2階の洗面所内に作りました。
トイレから出たら大きな洗面ボウルで手をしっかり洗えます。
もうひとつは1階ですが、こちらが少し斬新な配置になりました。
我が家の1階はワンフロア。
じゃあ、トイレはどこに置くか?っていうと、リビングの隣にある階段横に置いちゃいました!
ただ、トイレの入口はリビング側ではなく、リビングから死角となります。
イメージ的にはワンフロアの飲食店、みたいな。
音が気になるかというと、大きな音をさせない限りは大丈夫です。オナラを大音量ですると聞こえるので、心配な時は2階のトイレへGOです。笑
ただ、お客さんが気にしたら申し訳ないので、トイレ用擬音装置を置くのもいいかも?と考え中です。
ワンフロアである以上はトイレと繋がってしまうのですが、妥協ではなく、行きやすくて便利だなーなんて感じているほどです。
ひとりで行けないんだもん…!!
子ども部屋をどう考えるか
子ども部屋って、考えれば考えるほどむずかしくないですか?
人数が増えるかもしれないし、大学生になったら一人暮らしを始める子もいる。そのまま社会人になって年に一度くらい帰省する程度になるかもしれません。
あるいは、ずっと実家に住んでいるかもしれません。
そう、どうなるか分からないのです。
それに、成長によって必要なスペースは変わってしまいます。
家庭の考え方にもよるけれど、小さな頃は自分の部屋などなくても困らないし、必要な時期って思春期以降のほんの数年かもしれません。
勉強は家族共有のワークスペース、くつろぐのはリビングなら、寝るスペースさえあれば良いのかもしれません。
我が家では、建具をつけて客間やフリースペースとしても将来的に使える部屋にしました。
老後、いつのまにか物置になっていたなんて嫌!
もちろん、そのまま住み続けることもできます。
ガジェット、コードを置き放題!
リモートワークが珍しくなくなり、今家を建てている人はワークスペースを設ける人が以前より増えていると思います。
我が家は2019年11月に引き渡しだったので例のウイルスが流行る前でしたが、夫は元々家で仕事をすることがあるし、私もパソコンで絵を描くことがあるため、ワークスペースを作っていました。
うちにはディスプレイが数個あるし、デスクトップパソコンをお互い置いているし、キーボードもゴツいし(ゲーミングキーボード)、配線も多いので、それらを堂々と置ける唯一の部屋を作りたかったのです。
結果的にフルリモートになったので、部屋を作っておいて良かったと思っています。
もっとゴチャっとしてるよ…
ガジェット好きな夫ですが、ここなら機器やコードが散乱していても、ちょびっとだけ許されます。
ちょびっと!?そんなぁ…泣
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