本日の札幌、昨日の暖かさから一転…
寒くてみぞれがちらほら❄️
あぁ…長い冬が一進一退しながら近づいてます
半年に1ページしか塗らない
百人一首ぬりえから🍁
今の時期にピッタリなのを
ちはやぶる
神代も聞かず龍田川
唐紅に水くくるとは
在原業平
豊平神社で撮ってきた、この写真をイメージして
モミジを塗ります🍁
黄色多めですけど
雛人形の"随身"の若い方みたいに、赤い武官束帯にしようと思いましたが
モミジと被るので…柿色
宮中にお使えする役人は、位によって着物の色が決まってたそうで
上級貴族は黒、中級〜下級貴族は赤•青•緑など
金茶は天皇、橙色は皇太子しか着ちゃいけない色だそうです
元は皇族(＝平城天皇の孫)ですが、いろいろあって臣籍降下した業平さん
いろいろ無かったら…天皇になれてたかたも
完成
神がおさめていた時代ですら
こんな神秘的なことは
聞いたことが無い
龍田川の美しいモミジが
川の流れを
唐紅の絞り染めにするだなんて
業平さんが奈良の龍田川に行った時に詠んだモノと思われがちですが…
屏風絵を見て詠んだモノだそうで
「龍田川の紅葉、すごく素敵らしいね」
みたいなニュアンスなのか
恋する女性に宛てて詠まれたなら
紅に染まったこの私の心を
慰めてくれるのは
あなたしかいないのです
って感じですかね
X JAPANの「紅」では…
"慰める奴はもういない"ですけど😿
もう一首、初冬の歌❄️
かささぎの
渡せる橋におく霜の
白きを見れば
夜ぞふけにける
大伴家持
七夕伝説の牽牛&織女が描かれてて🎋
夏だか冬だかハッキリしないイラストですが
容赦なく黒ポスカで…
塗りつぶしました
ホワイトで鳥さん＝カササギを描き足し
笹の葉は、無理矢理紅葉にします🍁
完成
七夕伝説の
カササギが天の川に渡した橋のように
宮殿の階段が
霜で白く染まっています
日が暮れるのも早くなったし
冬が始まるんですね
カササギはカラスの仲間で、それほど白くないのにナゼ
カササギは1600年代に朝鮮半島から持ち込まれた外来種で
奈良時代のヒトは七夕伝説でしか知らず
カサ"サギ"だから、シラサギみたいな鳥だろうと思い込んでたらしいです
大伴家持さんは、万葉集の編集者の一人だそうですが
東国から単身赴任で北九州の警備に赴く"防人"を、難波(＝大阪)から送り出す役人だったので
防人の歌を数多く万葉集に採用
さだまさしさんの「防人の詩」の有名なフレーズ
海は死にますか
山は死にますか
は、万葉集の作者不明の歌由来だそうですが
当時は戦地に赴くような、過酷な任務だった"防人"の歌なのでは
業平さんに負けず劣らず、家持さんもモテモテだったみたいですが
一方的に歌を送りつけてくる女性に💌💌💌
返信2回しかしてないのに…あんなにしつこいヒト、口説くんじゃなかった
みたいな歌も詠んでるとか(笑)
冬が始まるよ
とか
とかもう恋なんかしないとか
とか槇原敬之さんみたいですね
百人一首ぬりえ、また年末年始塗りますしたっけ〜❄️
したっけ〜❄️