皆さんこんにちは、宝塚人事ラボです。
前回は、
花組『蒼月抄』新人公演について、
-
主演最有力が鏡星珠である理由
-
2番手〜6番手の最頻配役構造
を、過去19公演分の実測データから導きました。
しかし、ここまでのデータを並べたとき、
違和感を感じませんでしたか?
今回は、
正路線育成という視点から、
この違和感を検証します。
1.正路線育成分析から浮かび上がる事実
※今回は
・正路線=新公2回以上主演
・路線=新公1回以上主演
・路線候補=新人公演で路線の役+別箱の役付きが良い
①「主演分け」が成立した過去2例の必要条件
106期の二人、
例えば鏡と遼が主演を1回ずつ取る可能性はないのか。
過去データ上、
同期で2人主演が成立した例は3つ存在します。
-
95期:柚香光 & 水美舞斗
-
100期:聖乃あすか & 一之瀬航季
この2例の共通点:
-
柚香・聖乃はいずれも
すでに複数回主演経験あり
-
正路線がすでに確定していた
👉 追加で「正路線を作る必要がなかった」
そのため、主演分けが成立しています。
このケースでは、
-
1期上:104期・天城れいん(2回主演)
-
2期上:103期・希波らいと(2回主演・正路線)
👉 すでに正路線候補が存在しており、
新たに「2回主演スター」を作る必要がなかった。
共通条件
「その公演で
正路線を“作らなくてよい”」
② 今回の106期は、この条件を満たさない
花組は理想モデルとして、
3期ごとに正路線(新公主演2回以上)を育成
してきました。
花組の歴代スター整理
-
95期:柚香(正路線)・水美(別格路線)
-
96期:優波(別格路線)
-
97期:綺城(別格路線)
-
98期:飛龍(別格路線)
-
99期:帆純(別格路線)
-
100期:聖乃(正路線)・一之瀬(別格路線)
-
101期:なし
-
102期:侑輝(別格路線)
-
103期:希波(正路線)
-
104期:天城(正路線?)
-
105期:美空(別格路線)・夏希(別格路線)
-
106期:正路線?
-
107期:別格路線?
-
108期:別格路線?
-
109期:正路線?(月世?)
-
110期:別格路線?
この表から分かることは明確です。
106期が正路線にならなければ、組内育成モデルは一度破綻する。
※本稿でいう「構造破綻」とは、
花組が従来採用してきた“内部育成モデル”が成立しない状態を指す。
組替えによる補填は「別モデル」であり、構造上は例外処理である。
③ 107期の正路線候補不在
107期については、
統計的にほぼ結論が出ています。
-
これまで
6番手以上経験者が一人もいない
-
過去データ上
研5までに6番手以上なし
👉 107期から正路線を立てる選択肢は
過去データ上、極めて低確率。
④ 正路線育成モデルとの完全一致
整理すると、
👉 106期を逃す=構造破綻
⑤ 鏡の育成履歴との一致
-
研3で役付き → 正路線条件クリア
-
継続的に重要役
-
新公主演のチャンスは「今回+次回」のみ
数理的帰結
-
今回主演 → 次回主演 → 正路線成立
-
どちらかを落とす → 正路線消滅
一見すると、
「鏡が2回連続主演を取る」
ように見えます。
しかし、ここで重要な見落としがあります。
それは、
数理的最適解と、劇団の現実的意思決定は一致しないという点。
これによって現状が大きく変わって見えてきます。
「ここまで条件が揃っているのに、なぜ106期は“確定正路線”として扱われていないのか」
2.育成の修正があるように感じるが実際は、、、
正路線の育成に着目して分析すると、
「構造的最適解」と「劇団が選び得る現実解」のズレが見えてきます。
仮説
106期・鏡を
「2回主演の正路線」として確定させない方針へ、
途中で修正した
ここから先はnoteで詳しく分析しています。
この仮説は正しいのか?
夏希真斗,106期に対する新たな視点をお届けします!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
また次回お会いしましょう。
おやすみなさい!

にほんブログ村
