国の借金が大変!!将来世代の負担軽減のために増税をー!!への反論が面白かった。

国債=国の借金というのもそもそもどうかと思いますが、ここでは一旦置いておいて、こういう議論でよく出てくるラーナーの議論の捉え方が、著者の視点は今まで無かった視点でした。

よくあるラーナー論は、「国債が海外において消化される場合には、その負担は将来世代になるが、国内の場合にはそうならない」
という具合のもの。
国内で国債が使われるなら負担は国民だか、便益も国民が受けることになるという話。

それよりも、著者がラーナーの議論で最も大切だと述べたのが、「重要なのは十分な生産と所得が存在することであり、政府債務の多寡ではない」というところ。
増税で確かに将来世代の負担は減るが、それ以上に雇用や所得を毀損してしまっては本末転倒
であると。
そして、失われた20年はまさにそれだったという指摘。 

これは目から鱗でしたね。