講師ネタばっかで失礼しますよ。だって書いとかないと自分のしゃべったこと忘れちゃうんですもの。
おぢゃっこさんの忘却能力は「鶏ってすげぇな！」と思っちゃうレベルですからね。僕は二歩で忘れる。
学生さんから「好きなことを仕事にしたい」という質問というか相談というか独り言と言うか(笑)ありますが、僕はこう答えてますね。
「好きな事を仕事にするためには、好きでない仕事をその10倍くらいこなせなくては出来ないと思うよ？」
まー、高校生くらいだと、その回答を「スピリチュアルな先生だ」って事にされちゃうんですけれど、全然、リアルだから！って割と本気で言ってるつもりなんですけど伝えるって難しい(笑)。
例えば「渓流釣りが好きです」って事を例に挙げましょう。
釣るのは好きだが、地図の使い方は知らないとか、方位磁石の使い方も分からないとか、川を渡りたくないとか、濡れるのはいやとか、登山はちょっととか、荷物を運びたくないとか、蛇には遭遇したくないとか、クマよけの鈴をつけて歩くのはダサいとか、餌には触りたくないとか、疑似餌を作るのは面倒…etc…言ってたら永久に渓流釣りは出来ない訳ですよ。
代わりに誰かがしたくない面倒なことを全部してくれてる・やっててくれるなら良いですけど、コト仕事に関して他人に全部委ねてたら、むしろしたくない仕事しか回ってこないのが世の常です(笑)。
だから、好きな事をするために、したくないことを何倍も手間暇をかけて取り組むのは僕にとってはむしろ常識じゃないかと。
「いや～、おぢゃっこさんはやりたい事ばかりやってて凄いね～…」とか言われると、「本当に好きな事ばかりさせていただいちゃって…」などとついつい自動的・反射的に返してしまう詐欺師な僕がいる訳ですけど(笑)。
「好きな事ばっかしてる」なんて平然と他人に言えちゃう人は、実はぜぇんぜん社会が見えてない人だから、適当にあしらってる訳では…なくはない。
～お読みくださいまして誠にありがとうございます～『おぢゃっこ俱楽部』