布の謎 | 小津安二郎『東京物語』の謎解き

小津安二郎『東京物語』の謎解き

今まで誰も指摘してこなかった、小津作品の「秘密の演出」や「謎」を解明していきます。

布ふう電灯笠が無くても、


登場人物達は、いろんなものを 「 布 」 で拭きます。


『東京物語』は、 「 布で拭く物語 」 あるいは 「 布物語 」 でもあったのです。


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      首筋               床             首筋

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    顔          美容院の鏡      おでん屋のカウンター

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    とみが袖で涙を拭く       周吉が、手拭いで とみの顔を拭く

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京子がエプロンで涙を拭く  志げがハンカチで涙を拭く




この、布で拭く ( 布に触る ) 行為は、


布ふう電灯笠を被ると、強められるのです。

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志げは、電灯笠の下でよく泣き、布 (ハンカチ)で涙を拭きます。




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