布ふう電灯笠が無くても、
登場人物達は、いろんなものを 「 布 」 で拭きます。
『東京物語』は、 「 布で拭く物語 」 あるいは 「 布物語 」 でもあったのです。
首筋 床 首筋
顔 美容院の鏡 おでん屋のカウンター
とみが袖で涙を拭く 周吉が、手拭いで とみの顔を拭く
京子がエプロンで涙を拭く 志げがハンカチで涙を拭く
この、布で拭く ( 布に触る ) 行為は、
布ふう電灯笠を被ると、強められるのです。
志げは、電灯笠の下でよく泣き、布 (ハンカチ)で涙を拭きます。
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