美濃和紙ってこうやってつくるんだ~ | 《ODSS》エコツアーと登山で岐阜を元気にする!

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岐阜県を中心に登山やエコツアーで地域を元気にして行こう!と熱い情熱をもって、集まった仲間たちの日記です。

GWもあとわずかですね。

みなさん、どのように過ごされましたか?


さて、美濃と言えば美濃和紙ですね!

でも、和紙っていったいどうやって作られているのか知ってます?


美濃市内から車で5分ほどの幸草工房さんにおじゃまして、和紙作りの見学をさせていただきました。


幸草工房の加納さんは、和紙作りの修業を重ね、現在は個人で和紙のハガキなどの商品を作ってみえます。


まず、自宅に植えてある三椏(みつまた)を見せていただきました。

以前はご自分で原料も育てていたそうですが、今では近くからいただいているようです。


和紙の原料は主に楮(こうぞ)を使っており、三椏や雁皮(がんぴ)なども使っているとのこと。


和紙づくりの工程を説明していただきました。

①先ずは、原料の楮などの木の皮をむいて白い皮にします。

②白皮を水槽でさらします。

③白皮を釜に入れて、やわらかくなるまで煮ます。


《ODSS》エコツアーで岐阜を元気にする!

釜で煮出した後の白皮


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手にとってみると紙の繊維が良く分かる。


④白皮に残っているちりを一本一本取り除きます。

 このちりを取り除く工程が「ちりとり」の語源らしいですよへえ


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⑤石板の上で細かくほぐします。

かねちゃん、リズミカルに叩いてますね!


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⑥細かくほぐした紙料と水、トロロアオイの根の粘液をよく混ぜて一枚一枚すきあげます。

加納さんに実演していただきました。


⑦水を絞り出し、乾燥させます。

⑧裁断し、加工して行きます。


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加納さんが作られたハガキです!

花押しといって、和紙に花を装飾したもの。

プレゼントにいかが?


実際に作ってみたい~


和紙職人が減ってきている中で、加納さんは日々和紙づくりを独自に研究に研究を重ね、美濃和紙の商品作りに励んでおられます。


工房は国道156号を美濃市から郡上に向かった「保木脇」交差点から100メートルほどいったところにあります。


取材:かねちゃん&かとちゃんでした