かとちゃんです。
最終日に、事前にアポをとっていた財団法人屋久島環境文化財団 に行って、話をうかがってきました。
この財団は町の声が元となって設立されたそうです。
自分なりに印象に残ったことを記録として残しておこうと思います。
<縄文杉周辺の利用規制について>
・縄文杉周辺は1日平均300名ほど、多い時は1,000人ほど利用し、オーバーユースの状態である
・縄文杉周辺への利用は段階的に減らし、平成24年から利用規制(予約制)する方針
・理由は、①利用者からの渋滞の苦情、②植生が荒らされる、③トイレの問題
<ガイドの登録>
・島内外含めて約200名のガイドの出入りしているため「屋久島ガイド登録・認定制度」を導入した
・ガイドの一定のレベル向上を目指している
<里のエコツアーの開発>
・屋久島と言えば、縄文杉ばかり注目されているが、里の暮らしにも目を向けてほしい。里のエコツアーの見直しを行っている
・集落内にグループを作り、区長など代表者の方を窓口とする
・屋久島内の地域からやりたいという話があったところと一緒にやっている
・今年度から4つの集落で、年6回、里のエコツアーを開催した
・補助があるうちはいいが、地元がおもてなしをしすぎてむりをしすぎたことがあった
<ルール作り>
・ガイド、利用者、島民のルール作りを行っている
屋久島は世界遺産に登録されてから、観光客は年々増加しているが、それにともなう問題が生じており、それぞれの立場で島づくりに取り組んでみえることを感じました。