突然ですが、白山へ登られたことありますか?
白山へのルートは、現在、石川県から、福井県から、岐阜県からと多くの登山ルートが整備されていますが、江戸時代までは岐阜県側からの美濃禅定道は白山南正面の表参道として大いに栄えたようです。
その白山の美濃禅定道や修験道、石徹白の暮らしのことなどを、「白山麓・石徹白郷シリーズ」としてまてめられたのが、上村俊邦さん(白鳥在住)というお方。
いったい、どんな方で、どんな想いで書かれたのだろうと思い、お会いしてきました。
↑ 上村俊邦さん
(石徹白に生まれ、地元の地方公務員を退職され、20年になるそうです。)
何冊も本を出されていますが、本を書かれたきっかけがあったのでしょうか?
「ずっと役場に勤めていて、今までやってきたことはなんやろう。役場でやったことをまとめておこうと思い、『白鳥町昭和の整田』という本を書いた。」
「それから、石徹白の越県合併の記録で賛成資料はあったけど、反対の資料がなかったので、残さなあかんと思った。」
どんな想いで白山に関わる本を書かれたのですか?元々、山登りをされてたんですか?
「白山の消えていく文化を残さなあかん、白山信仰の文化は道、道だけは残しておきたい。」
「調べて歩くうちに山に行くようになって、20年間ふるさとの山にかよった。」
「山のベテランが書いたものはたくさんあるけど、自分たちの目線で残しておかないといけない。」
「人が歩くと、歩いたところには何かが残されていく。」
今後は、どんな活動をされる予定ですか?
「白山信仰は何なのか」
「なぜ、石徹白の人は記録を残そうとしたのかを探していきたい」
終始、穏やかな笑顔で、楽しそうに話をしていただき、上村さんの想いが伝わってきました。
自分も先人が残してきたものを知って、お伝えしていきたいと思いました。
先ずは、道を歩かなくては
最後に、同行していただいた ふるさと郡上会 の千葉さんに写真を提供していただきました。
ありがとうございます。