かつまたさん | おどるおばはんのブログ

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懲りない踊る中年女、安田理英の日記

勝又敬子さんという踊り手さん。

そんなに何度も観たことがある訳ではないのだけど。

舞踏、っていうのを観るようになって、
初めて泣いた(それもボロ泣き)踊りの人。

自分も在籍してたカンパニーの先輩にあたる。
時期は被ってないけど。


次にある舞台で、
それは再演もので、
私は勝又さんの踊ったパートをやるのだ。

勝又さんのパートを踊るのは初めてじゃない。
前のカンパニーの再演ものでも、
勝又がいたから出来た、と言われるシーンの踊りを、やったことがある。
(先輩方からボロクソ言われましたが)


できっこないのだ。
私は勝又さんじゃないから。
勝又さんのために作られた踊りを
勝又さん以上に踊るなんて。



再演、って。
再演される作品は、素晴らしいから再演されるのだ。
けど、
再演にあたって、キャストは変わっている、なんてことは、あることだよね。


再演にはよくあたる方で、
私はデビューも退団も、
同じ作品の再演だった。
オリジナルには出てないけど。

そこに私はいるのか、いないのか。

私のような我欲のかたまりには、
お前なんかいない、
くらいのところで踊る方がいいのかもしれないとも思う。


自分なりの
などと思う前に、
空っぽのなかに
自分ではないものを取り込んでみたいとも思う。


悔しさや嫉妬やあこがれや
ドヘボでもやめられないで踊っていることや

せいぜいパンパンになって
受けてたってやる