場と出会う | おどるおばはんのブログ

おどるおばはんのブログ

懲りない踊る中年女、安田理英の日記

水戸へ行って来た。

ささらほうさらで旅公演をしようとしている。
こないだやった『有』で。

と言っても
やれる場所を知ってるでもなく
お客さんがよべるかもわからない。

まずは、東京以外に住んでいる仲間に
やれそうなとこないか?
と訊いて、
そこを見に行くという作業。

水戸で頼ったのはミュージシャンのうんけん。
芝居や踊りをやるハコはよく知らないらしい。
が、プロトシアターでやったやつを見てくれて、
あれができそうなところを色々と考えてくれた。

候補にあがって見に行った2つの場所は、
クラブだった。
クラブとささらほうさら(笑)

どちらも、踊りは出来そうな感じだ。
真っ黒でただ四角いから、どうにでもなる。

ついで、という感じで
片方のクラブの上の階にあるラウンジを見せてもらう。
そこは元ケーキ屋さんで
壁の装飾が特徴的でとても雰囲気がある。

かとうと私。

「ここじゃね?」

なんかすごく惹かれた。呼ばれた。

初演が芝居小屋の
ただ黒で囲った空間だったので
うんけんはちょっと驚いてた。

たしかに趣は違うのだけど。
ここであれをやる、ということにむくむくと心が動いた。

ハコの人も親切で(もうひとつのクラブも)
なんでも好きにやりなよという感じで、ありがたかった。

しかあしっ。
クラブつうのは、
借り賃高いんだな!?
目ん玉飛び出るかと思った
(勉強しますとは言っていただきました)

しばしかとうと会議。
興行的にもう少し楽にやるのがひとつの目標であったはずだ。
だがしかし。
せっかく旅公演に出る
それに重要なのは
場との出会いではないのか。
わしらは出会ってしまったぞと。

そして。

ここで実現に向かって行く方向になりました。


クラブなので普段は音楽の人々の場だ。
が、
うんけん達の音楽とはジャンルとか人の層の違う所で
ほとんど今まで接点が無いのだという。
けど、
いい場所で、つながってみたかったのだとうんけんは言った。

そう、我々は、
その鉄砲玉。
あるいは地鎮祭(笑)。

そんなきっかけになれることだって喜ばしいではないか。
場に出向いて踊るって
そういうことがなくっちゃ。

楽しくなりそうだ。




↑こんな謎の壁画…グラフィティとは言わないよな?
が横面に描かれた建物にあるよ