昨日予告した、1月3日に観劇した宝塚星組の観劇ブログです。
なんと、4,5日は休演になってしまったのです。
ぎりぎり見られて良かった・・・。
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2023年初観劇は宝塚!
1月3日に観劇。この日は小林一三翁の誕生日だそうで、生誕150周年ということで、特別に公演後に「宝塚団歌」と「すみれの花咲く頃」を合唱してくれた。
しかし、夜のニュースを見たら体調不良者が出て4,5日の公演が中止とのこと!
うわあ・・・あんなに素晴らしい舞台がもったいない・・・1日違っていたら私は泣いていたのね、と思ったのだった。
久々の宝塚。
本当は昨年1月4日に花組観劇予定だった。押しジェンヌの鞠花ゆめちゃん退団公演だったのに、年末に煩った回転性頭位めまい症のため行けなかった。今でも残念。だから、今年やっと宝塚観劇できて嬉しかった
おお。お正月。
ロビーにも華やかな門松。おめでたい(^^)
ポスターも美しい。
「ディミトリ・・・」はジョージア(旧グルジア。私にはこちらの方が馴染みが・・・)に実在した女王ルスダンの、王配であるディミトリ(礼真琴さん)の物語。
彼はセルジュークからの人質の王子で、ルスダン(舞空瞳さん)とは幼なじみ。ルスダンの兄でジョージア王ギオルギ(綺城ひか理さん)がモンゴルとの戦いで死に、ルスダンが女王になりディミトリと結婚する。
しかし元人質だったディミトリのことをよく思わない家臣、特にアヴァク(暁千星さん)は2人を引き離そうとする。そうこうするうちに亡国・ホラズムの帝王ジャラルディーン(瀬央ゆりあさん)が攻めてきて、アヴァクの策略によりルスダンはディミトリが裏切ったと誤解、そして彼は牢獄につながれ・・・。
<ここからネタバレ>
礼真琴さんの歌の上手さとダンスの上手さにすっかり魅了される。ディミトリはおそらく原作者による創作上の人物だろうけど(調べてもルスダンの夫については分からない)、その優しさ、愛ゆえに自分の命をも惜しまない姿はもう涙、涙。やられた、ラストはかなり涙がこぼれてしまった!
それにしてもルスダン、舞台だから展開が早いのは仕方ないけど、浮気の現場を見たなら復讐のために他の男に抱かれるってのもまだ分からないでもないけど、ちょっと短絡的よねえ・・・後半出てきた、「あなたの子よ」と言って見せた男の子、浮気相手ミヘイル(極美慎さん)の子じゃないの?と、お姉さんは勘ぐってしまいましたよ(史実のルスダンには男の子もいる)。あてつけに他の男と、っていうのは私が嫌いなパターンなのでつい辛口に。
で、アヴァク、最後は女王ルスダンに忠誠を誓うけど、さんざんディミトリにひどいことしといて今更何言うてんねん!!と、エセ関西弁で怒ってしまったワタクシ。まあ、やっと、ディミトリの思いも分かったからだろうけど、あなた、えげつないことしたのよ、とお姉さんはやっぱり怒っていますーー;
ホラズムのジャラルディーン、敵だけど妙にさわやか。それは多分、チンギス・ハン(輝咲玲央さん)が憎々しく演じてくれたからだろう。あの笑い声、忘れられないわあ♡ジャラルディーンの瀬央さん、一瞬水夏希さんに雰囲気が似ていると思った。
ポスターに書いてある、「勇気とは何か」。
愛する者のために命をかけること、ですね。
ジョージアが舞台ってなかなか珍しい。現ジョージア大使が宝塚観劇したのってこれだったのか。ニュースで見たけど詳細は知らなかった。
この地域のことは、ハチャトゥリアン(剣の舞が有名)の勉強をした時に色々調べたけど、ものすごく複雑で、世界史でも詳しく触れられることはない。ロシアに近くて常に紛争の歴史だったんだよね。こうして舞台で知り、さらに調べて、たくさんのことを知るのも楽しいと思った。
ショー「JAGUAR BEAT」
もう礼真琴さんと舞空瞳さんのダンスが最高で!!すっごーい。
最近宝塚情報から離れてしまっていたので、詳しく存知あげないのだが、歌も上手だし、ダンスもキレッキレで目が離せないコンビ!
他のスターさん達も入れ替わり立ち替わりかっこいいお兄さん(?)と美しくてかわいいお姉さん達がたくさん出てきて、ああ、これぞ宝塚のショーだわ、この羽根!この衣装!と、大興奮。
「ピッピッピッ」
へ?ぴっぴっぴ?と思ったら、おそらく「BEAT BEAT BEAT」だったのですな。
曲もしばらく頭から離れない印象的なのがあったな、一晩寝たら忘れてしまったが(←おい。)
最近のトップスターさんは、歌もダンスも芝居も上手な上に人間性も優れていて・・・という完全無欠さが求められているのでしょうね・・・以前は、歌があちゃーな方やちょっとダンスは・・・という方も、いた。確かにいた(←力説^^;)。でも、それをしのぐ圧倒的なスター性、オーラなんてのがあったよなぁ。
今のスターさん、ある意味すごいよなあ。
歌ってダンスして芝居して、それを3時間。休日は2公演。しかも1回1回の舞台の熱量がものすごい、これっぽちも楽をしている様子がない。その熱量に、私達ファンはやられてしまうのだ。はっきり言って、この熱量は宝塚にしかないと言っても過言ではないだろう。きっと、限りある時間の中で生きているという自覚があるのだろう。
心から感激した、宝塚観劇だった。
早く、公演が再開しますように!