~ゆるやかな時の中で~

~ゆるやかな時の中で~

宝塚とミュージカルが大好きです。

ブログタイトルと同じ小説も出版しています。

いつものように、楽天ブログで書いた観劇感想記事をこちらに転載しますね~。

以下、楽天ブログより。

 

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え?主演のイソップ役が​古澤利人​さん?
もちろん行くでしょ!というわけで、​ミュージカル座の「イソップランド」​を観劇しました!
星組と月組があり、この回は星組の回でした。


イソップ物語で有名な、あのイソップ・・・くらいしか予備知識を持たずに行きました。
ここ数年かなり仕事が多忙なので事前勉強はなかなか・・・でもそこで初めて知る感激もあるから、それはそれで良し!と思っています。

中目黒の​キンケロシアター​、面白い名前だなあと思ったら愛川欽也さん(キンキン)とうつみ宮土理さん(ケロンパ)が作られたのですね。素敵な小劇場です。舞台との近い距離感は、まるで自分もその世界の中にいる登場人物のような気持ちになったし、何より出演しているジュニアさん達の素晴らしい笑顔を間近で見られて心洗われる思いでした。

イソップの身分は奴隷。両親を亡くしどん底にいた時に支えてくれた、同じく奴隷身分のドリカを、ずっと思い続ける。イソップは知恵をもってご主人様達の信頼を得、そして想像力で作りだしたお話で多くの人々を笑顔にしたり考えさせたりする。やがて愛するドリカは都会に行ってしまう。イソップも、長年の信頼から、奴隷から開放されて旅に出る。やがて傷ついたドリカと再会し、彼はもうひとりぼっちではなくなる・・・。

有名なイソップ物語が次々と展開されるのだけど、イソップ以外、皆さん複数の役を演じます。
とにかく​ジュニアさん達の笑顔、キレッキレのダンス、しっかり芯のある遠くまで響く発声が素晴らしく​、なんだよお姉さんを(おばさんとは言わせない♥)泣かせる気?と何度も思ったし、単純に本当に心から感心したよね、すごいパワー!!
ジュニアさん達よりは​年上の若い方々は、立ち姿が凜として美しく、パワーだけではない大人の魅力​も感じました。
​ベテランの方々​は、出てくるだけで​場面が引き締まるというか、芸達者​という言葉がぴったりくる感じで、もう絶対不可欠という感じ。
神様は美輪明宏様になってしまわれた・・・あれを・・・目の前で見た日には・・・​「金の斧です」​と答えて叱られたくなりました!

古澤さんの深みのある歌声が、​孤独や憂いを抱えながら人々に対して優しい気持ちを抱いているイソップ​に本当にぴったりだと思いました。

なぜこんなにお話が作れるのか?それは孤独だから。孤独故に、想像することが必要だった、のような台詞がありました。では、​最後、孤独ではなくなった後も、彼は物語を作り続けるのだろうか?​そんなことを考えました。
この舞台を観た人と話した時、その方は、「一人じゃなくなってもイソップは孤独を恐れていたんじゃないか、だからずっと作り続けたのでは」と言っていました。もしかしたらそうなのかもしれません。
私は・・・イソップは、やはりずっと作り続けたと思います。でも、孤独を恐れたからではなく、彼は、​「自分が思うほど孤独ではなかった」​からではないかと思うのです。
確かに、天涯孤独で特にドリカが去ってからは本当にひとりぼっちだったのでしょう。
でも、彼の周りには、彼の話を楽しみに聞いてくれる人々がいた、旅の途中でも。
イソップは、そんな人々のことを愛情を持って見つめていたと思うのです。
その想いから物語ができていたと思うんですよね。
本当に孤独しか感じられない人は、人間だろうが動物だろうが自然だろうが、「愛」という感情を持てないのではないだろうか。
彼の物語は、​​孤独への恐れというより、人間愛にあふれている​​​ような気がするのです。
だから、ドリカと共に歩み、ひとりぼっちじゃなくなっても、彼は変わらず人間への愛を持ち続け、当たり前のように物語を作ったように思うんですよね。

ま、正解は、観劇した人数分あるのでしょう。私はそう感じた、ということです。
観劇後に、色々想像を巡らせることができる舞台って、とても素敵だと思います。
また素敵なお芝居を観ることができて、私は幸せ者です(^^)

今まで通り楽天ブログから転載しますね~~。

ヤマトオタクぶりがばれます(^^)

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ヤマトオタクの血が騒ぐ、宇宙戦艦ヤマトの新作。
実は7月中に見ていました、1回目。
今まで2199,星巡る方船、2022、ヤマトという時代、新たなる旅立ちと観てきて、遂に​「永遠に」​ですよ。旧作でも永遠にが好きだったなあ。いきなり怒濤の展開だったし。
しかし、待ちに待ったリメイク版「永遠に」だけど、いつも思うけど、3週間ほどの期間限定公開、映画館も限定で、なかなか観に行くのが厳しいです。
うちからだと、さいたま市のMOVIXさいたまか、川口のMOVIX川口くらいになりますが、県北から行くには結構遠い。しかも、結構忙しいワタクシとしては本当に辛い。
でもなんとかMOVIXさいたまに行きました!




で、劇場限定販売のブルーレイを買い忘れた。というか、「銀河英雄伝説」が劇場で買えなくなって、ヤマトもそうだと思い込み、パンフレットも帰りの電車で読み、それで「買えたんだ!」と気づいた。
どうしてもブルーレイが欲しい。でも、日にちがすぎるうちにもう夜の20時くらいしか上演していない。諦めるか・・・10月下旬の一般発売を待つか・・・
​待てない​
ってことで、18:35と比較的早い時間帯で川口でやっている日があったので行ってきた!
8月のめっちゃ暑い中、​半分熱中症になりながら2回目観てきました!!​

(ネタバレあり)
まだ第1章だからね。
本編前の「今までのヤマト」で森雪の語りで約20分。これがダイジェスト版だと分かっているのに感動してしまう(←真性オタク)。
そして「無限に広がる大宇宙・・・」真田さんの語りで始まるのだが、途中でサーシャの目だけがどアップで映る。この時点では、サーシャはまだお子様だと思われる。
さて、​リメイク版ではサーシャはどんな姿で現れる?​
おそらく、ヤマトクルーと会う時には成長しているのでは。旧作のように1年間に17歳はご都合主義すぎるけど、すでに2年は過ぎているようだし(2年目の検疫パスしたそうだし)、冒頭で見開いた目はデザリアムの接近を察知して、それで、​なんか成長しちゃった?​あり得ない?
まだ少女かなあ?
今度は古代との恋愛要素絡めないでほしいんだけど・・・。
ワタクシはできれば・・・
​アベルトに幸せになってほしい、サーシャ・イスカンダル・古代・デスラーになってほしい!!(←長い。)​
だって前作でスターシャがデスラーに「忘れません」って言ってたし。
テレパシーか何かでサーシャに「あなたを守ってくれるのはアベルトよ」などと伝えてほしい。
ダメ?で、自己犠牲やめてほしい。助けるならアベルトが助けてくれ!

で、前作最後、ゴルバで通信していたのは女性の声だった。今回画を見たらサーダがいたので、サーダだったのかなあ?ちなみに謎の女の声は​藩恵子​さん、旧作のサーシャの声だった!
聖総統スカルダートも最後に出てきたし、結構流れは旧作と同じ。
でも、この後は好き勝手やっていると総監督の福井さんがパンフで書いていたので、結構期待。
今回はやっと揚羽君出てくるし、北野兄もいるし、楽しみ。まさか、来る?​シャルバート!!​
前作で最初と最後に出てきた聖職者らしい青年も気になるし、やっぱり宗教来る?
そしたら揚羽と土門はここで命尽きるのだろうか。
そうそう、藤堂司令長官の妹かい!!しかも敵役かい!!お顔が、​野際陽子さんそっくり!!​
地球防衛軍、政財界を巻き込んでの裏切りということになっていて、南部君が社長の父親が裏切っていることを知って愕然としているところから物語が始まるのだが、​子供の頃から南部君推しだった私には、最高である!!南部君によくぞスポットを当ててくださった!!ありがとう!!​
でも絶対に退場させないでね、私の推しなので!!
ちなみに・・・
リメイク版では雪がかっこよくて最高なんだけど、今回最後の最後に出てきたアルフォン・・・
超イケメン!!
私、​このアルフォンだったら、アルフォン選びます!!​
どうなるのかな~~~。
ワクワク~~~。
次の第2章は10月だっけ?
待ちきれないな~~~。サーシャ出てくるし、アルフォンしゃべるし(←今回台詞なし)、南部君多分渋いし、楽しみしかない!!早く完結させて!!

 

少し前、ブログのアクセスが4000を越えた日があって。
毎日ブログを書かなくなってからは、1日200~400アクセスってところだったのに何があった?!と思ってアクセスレポートを見たら、​観劇ブログ「ラブ・ネバー・ダイ感想(辛口)市村・平原ver」​へのアクセスが多くて、再演してるのかな、と思っていたら、今日知った、再演してました(笑)
だからか~。
にしても(辛口)の方か(笑)その後、石丸・濱田verも書いておりますのよ。辛口なのは台本についてよ。役者さんの演技素晴らしかったから!!
「ラブ・ネバー・ダイ」、台本・演出は変わってないのかな。多少演出は変わっても物語は変わらないだろうから・・・うん、役者さんが素晴らしいのに物語に納得いかないとモヤモヤしたくないから行かない。

さて、本日は​「ビリー・エリオット」​を観劇しました!
何年か前に「リトルダンサー」だっけ?映画になってたよね。


なんの予備知識もなしに行きましたが・・・


ビリー役の子役さん、すごいな!今日は​浅田良舞でしたが、他の3人(クワトロキャスト)も素晴らしいのだろうな。
​もうバレエが素晴らし​くて(タップダンスやダンスも素晴らしい)、プロフィールを見たらご両親がバレエダンサーだそうです。それでも自分の努力の世界だし、歌も芝居もあるし、本当に努力したんだろうなと、それだけで感激でお姉様泣きそうになりました。お姉様です、おばさんじゃありま(以下略)

(以下、ネタバレ)

炭鉱の町という知識はあったけれど、スクリーンに懐かしのサッチャー首相の映像が出てきて、当時の状況の説明から始まった。なるほど、ビリーの父(​益岡徹​さん)は炭鉱でストライキをしていたのか。
バレエと出会ってしまったビリーを指導するのは、ウィルキンソン先生(​安蘭けい​さん)。をを、瞳子さん久しぶりだあ!なんだかお名前から炭酸水を思い出してしまったよね。
すでに母は亡く、認知症気味の祖母役が​阿知波悟美​さん。

炭鉱の男達だから、バレエなんて許してくれない。
バレエ学校のオーディションなんて受けさせてくれるわけがない。
時代が反映されている台詞もちらほら。そうよね、つい数十年くらいまでは、女は女らしく、男は男らしくっていうの、世界共通であった概念だと思う。
それでも、ビリーが1人踊る姿を見て、父はなんとかしてやりたいと思ってしまう。
​この時のダンスシーンが圧巻!​
ビリーと、ビリーが思い描いた未来の自分、オールダービリー(​永野亮比己​さん)が2人で舞う。
それが時にはリンクし、時にはパートナーとなり、そしてビリーは空高く舞う。もちろんそこはワイヤーでつっているが、夢が広がるようで素晴らしかった。

炭鉱のストはうまくいかない。
それでも、町のみんながビリーのために寄付してくれて、オーディションに行けることになった。

このあたり、ビリーの成長物語と社会情勢は切り離せないから大人達のパート(炭鉱スト)も当然同時進行していくのだけど、私の隣の席が、小学生くらいの男の子だったので(小学生くらいのお子さんもたくさん客席にいた)、大人パートをもう少し分かりやすくして、少年パートに重点を置いても・・・良かったかな~などと思ったりしたけど、大人パートも大事だから、難しいかな。

田舎町を表現するには方言にするのが分かりやすい。
宝塚のベルばらでもあったな、ナゼか子供の頃のアンドレが土佐弁だった、っていうの(笑)
今回はどこの方言だ?あまり詳しくなくて。でもつい日本の田舎町を想像しちゃうよね(^^;)

子役さんがたくさんでかわいい。ビリーの友達役のマイケル(​西山遙都​くん)、コメディパート担当って感じだけど、それってすごく難しい。よくふりきれて演技していたな~。

先生役の安蘭けいさん、相変わらず素敵、そしてスリム~。ダメよ、瞳子さんにおばさんだなんて言ってはいけませんっ!!でも夏だからかな、ちょっとやせすぎではなかろうかと心配になったが。

カーテンコールは写真オッケーでした。


帰り際、前を歩く人達が「映画はもっと泣ける」と言っていた。
確かに、物語が涙が出るほど感動ものだったかと言うとそうとは言えないけど、この舞台から、​少年や少女達がどれだけ努力したかというのが、見えちゃうのよ。ただがむしゃらに、必死で、一生懸命に努力して努力してここに立っているんだろうなと思っただけで、私は泣けちゃいました(^^)​

それにしてもホント浅田君、バレエ素晴らしかったです!!