実家から運び込んだ紙類の山から

幼い日の私の写真が

いくつか出てきました。


10歳の私、

はじめての東京。

はじめての父との二人旅。



写真の場所は今でも観光名所。

行って確かめることはできそう。

たけど、、

50年の歳月はとてつもない、、

だってね、、

見て!こんなに空が広い!



50years ago!泊まった部屋からの眺め。

Now!
あれ?今も空、結構広かった、、

50年前とほぼ同じアングルで

こんなビフォーアフター写真が

撮れるとは思ってなかったので

嬉しい照れ


これは帝国ホテル最上階レストランフロアの

ウエイティングルームからの景色。

緑地は日比谷公園と

その右奥は皇居。

昔泊まったのはこの並びのもう少し下ね。



お次は日比谷公園、

大きい噴水は今もあるし、すぐわかる。

10さいの少女と、、

(何!このつんつるてんワンピ笑い泣き)


今の私。



次は難関。


HANAE MORIの子供服~(おニュー爆笑)
ソックスにサンダル~
ハンドバッグ~
昭和なお出かけスタイル笑。

どこだ?ここは?

花壇の植物なんて50年前と同じわけないし。

日比谷公園は、、広い、、。

でも、このシュロは長生きしてそう、、

シュロに望みを託して探す、、


あっ、、

シュロある、びっくり

ここ?

あっけなく見つかった、、



白いベンチ、向こうにパーゴラ、

花壇を囲む杭も変わっていない、、

この角から2番目の杭に立つ私を撮るために

父が立ったのは、、ここ?

ここで50年前に

父がカメラのレンズ越しに

私を見つめていた、、、

シャッターを押す父のかけ声が聴こえたようで

不覚にも

涙がこぼれてしまった、

ほんの一瞬だけ。

私の手前の影は、、父なのか、、。



ありがとう!シュロ!頑張ってくれて笑い泣き




何でも日比谷公園、

工事でずいぶん変わる予定らしく

すでにあちこち、囲いがされていました。

帝国ホテルも建て替えの話があるし、

間に合ってよかった。

このタイミングでこの写真が出てきたのは

何か意味があるのでしょう。


さあ!次は少し歩いて移動して皇居周辺。



これは難問。

お堀端だけど、皇居外の歩道だし、、。

延々続くよ、この景色、、




しかし!

私すごくないですか?

見つけましたよ!びっくり

ここで間違いないと思います。照れ




背後のお堀の角の松の枝ぶりが決め手。(↓)

この柳は50年も育ってる?

低いままだけど。

歩道はお直ししたみたい。


そして、、この距離で私を撮ってるって、

パパ!車道におりて撮ったの?!

(私は道路挟んで撮ってます)

危なーーい!何てことを!ガーン

ここがそんなに気に入ったのか?

若い頃この地ですごしたことがある父の

思い出の風景だったのでしょうか。




最後は簡単!

なんたって皇居二重橋前だもの。


今の方が警備厳重、、ポリスマンも沢山。

50年前と同じ位置には立てなかった💧






今でも鮮明に思い出せる

10歳の私と50歳の父。

祖父と間違われることもあった晩婚の父。

反抗期の私は父と二人きりの旅に

戸惑いもあったけれど

この短い旅の間は

不思議と素直になれました。

父の写真を撮ってあげよう、、

なんてことは思い付きもしなかった私だけど。

写真に写っているのは私だけ。

でも、私の瞳には

父の姿が写っているはず。




半日かけて

想いでの場所をひとり、、、

ひとりじゃないわね、

父と一緒に巡り

わかったことが、あります。


いつまでも「実家の一員としての私」に

囚われたままの私が

これからどう生きていこう?


そんな私には

変わってゆくものを

受け入れる

そして手放して次に行くことが

大切なのだということ。


あの頃の日比谷公園も

あの頃の帝国ホテルも

変わってしまう、

そして父はもういない。

実家もいずれ失くなる。


今あの頃を懐かしんでいる私だって

そのうち、、いなくなる。


でも、失くなってしまったものも、

「無かったもの」になるわけではなく、

存在した事実は

未来へと確かにつながっていくのだ、、

ということです。



だから、あの頃のことを思い出して

感傷に浸るのはもう、終わり。

未来を憂うのも、終わり。


いつまでも「実家と私の物語」に

ひきずられない為に

ここにこうして記してサヨナラします。


書き逃げごめん!です。爆笑


今の私、

今の生活を愛おしんで

これから!を生きよう!


晴れ晴れ五月晴れ♥️



あとがき?、、



「おもひで話」のように始まったのに

「何だかこじらせちゃってる話」になっても

最後まで読んでくださった方、

ありがとうございます。


こじらせてるのは

青春病の若者だけじゃない、

こじらせたまま大人になっちゃった、、

、、そんな私の話でした。