先日、公園で木々を見上げていたら

ふと、思い出しました。


数年前、年末の京都旅行で

平等院鳳凰堂の近くの川、

宇治川の土手沿いに並んだ木々に

丸い籠みたいなものが

ポンポンとくっついていて

「からすの巣?」などと呟いたら

ハイヤーのドライバーさんが

「やどりぎ」という植物だと

教えて下さいました。


「やどりぎ」といえば、、

マライア・キャリーの

「恋人たちのクリスマス」のなかに

でてきます。

やどりぎの下で待ち続けたいの、、と。

なんでもやどりぎの下でキスすると

結婚の約束になるとかいうおまじない?

私、クリスマスリースの一種だと

思いこんでいて

木の上にあるとは知りませんでした。

木に寄生する植物なのです。



平等院鳳凰堂は

修学旅行で訪れたときよりずっと

その美しさに圧倒されました。

(大人の京都旅行は新しい発見たくさん)

澄みきった冬の空に

鮮やかな紅が映えて

そして外には

謎のポンポンつきの木。

とても印象に残っているのです。


また あの木を見てみたい。

そういえば地元で見たことがありません。

調べてみると

やどりぎハンターみたいな人々の

調査のおかげで

徒歩圏内の(片道一時間だけど)

やどりぎスポットがわかりました。


早速!

おでかけ!

家族で雪遊びに行ったりしていた

その公園は 果てしなく広く思えていたけど

久しぶりに訪れると

そうでもないのは不思議です。

あの頃は子ども目線で

私まで小さくなっていたのかしら。

広い公園のほんの2~3本にしか

くっついていない

やどりぎの不思議。

ハンターさんが

「一の橋の近く」なんて詳しく

教えてくださったので

すぐ見つかりました。




宇治川のやどりぎは
一本に鈴なりだったんですけど
ここのは、、ぽつん。

スマホ片手に上を見上げて
キョロキョロさすらう不審マダム。
この子達連れてきたけど
何しろ立つのが苦手な子達で

帽子のなかでヌクヌク。


空は青くて広くて、、。
ベンチに座って空を見上げると
遠い昔働いてた場所を思い出しました。
お昼休みに一人になりたくて
近くの美術館の庭のベンチで(庭は無料)
空を見上げると
木々の向こうにアルプスが美しくて
泣けてきたこともあったなぁ、、照れ

背もたれつきのベンチ、、好き。
空を寝っころがって見上げる気分。
ひととき、
心はアルプスを見渡せる街に
とんでいました。

あれ?ほんとは
京都を味わいたかったんじゃ?
おしるこ食べてみたけど

やっぱり、
京都は京都に行かないと
味わえないようです。


宇治川 やどりぎ、、
で検索すると
鈴なりのやどりぎを見ることが
出来ますよ。
興味持たれた方はぜひ。

いいなぁ、京都。
春になったら行けるかな、、。