ご挨拶 | Swastika

Swastika

ようこそ、東インド古典舞踊ODISSI(オリッシー)の世界へ。

ラフール・アチャリヤ 日本ツアー2012 Moksha 東京公演、すばらしいかたちで無事、幕を閉じることができました。やっと本当の深呼吸ができるような心境です。心からの感謝を一人一人の皆さんにお顔を見ながらゆっくりとお伝えしたい気持ちです。

昨日、足下が悪い中お集まりいただいたすべての皆様。情熱と世界に誇るべき日本人のすばらしい細やかな気配りと誇りを持って素晴らしい仕事でこの公演を支えてくれたスタッフ、関係者のみなさま。私の無茶と無理をここまで支えてくれた私の大切な家族。黙って支えて時に励ましてくれた友人たち。言葉でうまく言えない事も優しく辛抱強く包んでいつも私のそばにいてくれた大切な同士。東京公演だけでなくこのツアーに関わってくださったすべての方。そしてすべてを動かすこの不思議な流れ。この一瞬はみなさんと一緒に造り上げたのだと自信を持って言えます。でなければ、あの空間は存在し
なかったはずです。

今は久しぶりに心静かにいろいろ感じています。拝見した皆さんのお顔を思い出しながら、舞台が本当に無事に終わったんだとじわじわ感じ始めているところでしょうか…。みなさんに伝えそびれた事がたくさんあるようにも感じますが、つきつめると、本当に簡単なたったひとことになってしまいます。

オリッシーそのもの、師匠、この経験にも手を合わせたい気持ちです。先生、私はまだまだで、ただじたばたして前に進んでいないように感じる事もあります。でもこれからもずっと歯を食いしばってでもこの道を進む覚悟は、オリッシーを知れば知るほど強くなるばかりです。いろんな意味で、自分がここに生きているなあと感じる事が出来る、すばらしい経験をまた一つ積み重ねる事が出来ました。先生のおかげです。同じ時代に生きて指導を受けられる事を幸せに思っています。

道のりは長くて険しいのですが、こうしてたくさんの方々と共有できた一瞬は、人生のご褒美のように感じます。

それでも止まる訳に行かずまた進むわけですが、いろいろなかたちでこれからも私たちの支えとなってくださいますよう、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

長くなりましたが、お礼の言葉で締めくくりたいと思います。
どうもありがとうございました。

篠原英子