思想の坩堝 -5ページ目

思想の坩堝

ただ意味も意義も価値もない
文字の羅列
何処へも往けない堂堂巡り

どれだけ新しい区切りが来ようと

どれだけ新たな季節が巡ろうと

明ける朝に絶望することには変わり無い

変わらない貴方の居ない昨日の続き







この言葉すら貴方に届かない
滅べばいいのに

ヒトなんて

ヒトなんか

滅んでしまえ



ただ軋むように
生きているのは
苦しくて辛くて寂しくて恐くて
ならばいっそ
狂い壊れてしまえたら
あたしは生きて往けたのかしら


眠るように沈むようにさよならすら忘れて
終幕のベルを聞く

どうせ届かないのなら

どうせ失うのなら

いっそ伸ばせないよう

両腕を切り落としてしまおうか


目の前で失うのなら

喪失に慟哭するのなら

始めから伸ばす腕など

切り落としてしまいたい

いつだって何かを損ない続けて

失い続ける音を聞いている


冬の陽だまりはどこか優しく哀しくて

夏を忘れてただ微睡む

音も痛みも焦燥も伝える術を知らなくて

蟠りを抱え漏れ出さないよう沈め

冬の陽だまりに独り睡る






凛と澄む冬の夜空はどこか彼の人に似ていて

泣き出しそうな恋情を夜闇に奉げた



あの人が私を壊してくれないので

私は自ら壊れることにいたしました

ぐちゃぐちゃに壊れてしまえば

きっとやっと理性を手放せるでしょう
永遠なんていらないから

せめて

せめて唯一が欲しかった
手段を探してる

ずっとずっと

この【】を誰かに伝えるための

この【】を世界に形取るための

この【】を消化するための

ずっと、ずっとその手段を探してる

君に願う

君を願う


幾度世界を巡ろうと

何度世界を廻そうと


けして君に届くことはなかった






何度も繰り返す私の悔恨

君を永遠にしてしまえば

私は独り取り残されるでしょう