こんばんは、大島です。


動画ではありますが、イオンモールが街に進出し、その街の商店街が衰退したドキュメンタリーを拝見いたしました。悲しいかな、その行き着く先は、イオンモールそのものが撤退し廃墟化しているオチでした。


行ったことのある方ならご覧になるとわかることです。イオンは今や、デベロッパー(土地開発業)といっても過言ではありません。“テナント”といえば良いでしょうか。イオン商品だけで勝負はしておりません。


この成り行きの話と全く同じではございませんが、個人的に似ていると思う事業があります。


昨年もまたひとつ廃線となりましたが、元国営鉄道です。


言葉はしたなく申せば、税金で成り立った事業を貰い受け、営業上も線路に課税もなく、儲けなくなれば逃げてしまったのです。


私はこの場合、次の事業者や出資者を募るのが善処と考えます。もちろん、そのまま引き継いでも赤字でしょうから、地域開発や産業創出は欠かせません。


ここでは興隆についてあれこれ提案はいたしませんが、行政や政府の認可や許可により、最終的に国民・住民が被害と言えば大袈裟かも知れませんが、少なくとも“煽り”を食らっていることです。


ジョン・F・ケネディの“波を起こす”の名言は資本主義らしい、と私は思っておりますが、廃墟化したイオンなどショッピングモールも鉄道も、これでは波浪被害のようではないか、と私は憤りを覚えます。


大型施設開発許可ひとつに、解体費を先に預かる制度を設けること。鉄道廃線も沿線地域と連携した開発を許容した日本人による新たな資本を呼び込むことなど政治的に被害を抑えることは考えられるはずです。


それもこれも、内需を捨てたこの長い不景気に私たち国民も政治家も路頭に迷っているのではないでしょうか。


さらには何度も言いますが、この国は高度経済成長やバブル、IT革命と興隆を成したにも関わらず、飽くなき挑戦をする投資家が育っていないとため息吐くしかございません。